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<span itemprop="headline">ドラマ:「TEAM -警視庁特別犯罪捜査本部」(第1話)</span>

 
4月期ドラマとして今週(16日)スタートした「TEAM -警視庁特別犯罪捜査本部」を見た。最近多い刑事ドラマの一つだが、期待はしていなかったが、初回だけ遅ればせながら見てみたところ、これまでの刑事ドラマとは一線を画するような面白さがあった
 
主演は小澤征悦で、脇役が多かったが、テレビドラマのシリーズものの主演は初めてのようだが、ドラマのキャッチコピーがこの男がいる場所に最強の捜査本部(チーム)あり」というように、鋭い切れ味がある。
 
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検察と警察、とかくライバル視(時に敵視)されることが多く、このドラマでも、それぞれの機構の上層幹部が電話では「お互い兄弟同然ですから」と言いながら、受話器を置いた瞬間に、双方の口をついて出る言葉は「タヌキめ」「キツネめ」だった。
 
同じ警察内部でも、所轄と本庁の捜査一課などでは、意見が食い違い対立することもしばしば。小澤征悦が演じるのは、捜査一課の佐久管理官。管理官は、かなり権限のあるポジションだが、自殺処理を進める所轄や検察・地検特捜部などから圧力があり、殺人事件と見ていたものの「特捜部に道を譲ります」と一歩引いてしまう。あっさりと身を引いたように見せたのは、特捜などを油断させるためだったことが後でわかる。
 
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捜査本部を立ち上げ、管理官として登場した佐久管理官(小澤)の第一声は強烈だった。
 
皆さんは駒です。私の指示通りに動いてください」だった。
「駒をどう動かすか、それが私の仕事です。」
 
いちいちのセリフにすごみがある。
「こんなやり方は納得できません」という声には、「あなたを納得させるために仕事をしているわけではありません」。
 
組織の野心満々のお偉方に対して、取引を提案するのだが、「貸しをつくったな」といわれたことには「申し訳ありませんが、あなた程度の人間に貸しを作っても何の意味もありません」と強烈だ。
 
「事件を解決させる。それが私の役目です。」
 
「あなたは、どちらを向いて仕事をしていますか。XX会社の社長ですか、それとも地検特捜部の顔色をうかがっていますか。」
 
駒と言われた所轄の刑事らは「われわれは駒なんかじゃない。人間だ」と反発するが・・・。
 
案外拾い物のドラマだった。
 
 
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