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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「そして父になる」は未見だが・・・。</span>


 
 
映画「そして父になる」(2013)が国境を越えて、世界で注目されているのには理由があるという、あるブログが目に付いた。
 
そこでの文章を以下に引用する(太字はfpdが追加)。
 
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これは、赤ん坊の取り違え事件によって、6年間大切に育てた子を取るか、それとも血のつながった「本当の子」を取るか、究極の選択を迫られた父親の葛藤と成長の物語である。
 
しかし、それを稀有な事件を扱った特異な物語として理解してはならない
日本では、3組に1組の夫婦が離婚し、結婚したカップルの4組に1組が再婚と言われている。アメリカでは、カップルの半数が離婚し、その75%が再婚するという。主人公たちの抱える苦悩と葛藤は、今日の多様化した親子関係がはらむ問題と地続きなのだ。
 
物語の終盤、福山雅治扮する父親は、この悲劇に見舞われたもう一人の存在の視点に気づく。それは子供の視点だ。自身の葛藤がどこまでも親のエゴに根差すものにすぎないことに気づいた主人公が最後にくだした結論、それはラストに映し出される情景によって象徴される。
 
それは、新たな家族のかたちへの予感と同時に、さらなるもう一つのメッセージを提示する(以上、後半略)。
 
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家族といっても、日本も欧米化しているといっていいのか、実の親子でない”多様化した親子関係” や家族構成や生活形態も画一的でなく変化してきている。特に、離婚・再婚して前妻の連れ子と現在の子供との家族という構成も珍しくない。
 
ひるがえって、この映画も、(病院の取り違え自体は特殊だが)親子ということを考えると決して稀なケースではないという引用した記事には納得する。子供には、全く責任がないし、親同士の相談で、決めようとしていたことに気づいたという父親の成長物語でもあったのか。6歳という微妙な年齢の子供には、選択権?が与えられていない。
 
かなり普遍的なテーマの映画でもあるのか、簡単に考えていたが、見ておく価値がありそうだ。(親子関係の映画は、敬遠してあまり見ないのだが・・・。)
 
 
 
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