お待たせしました!
(あ、誰も待っていない・・・笑)。
新コラム「懐かしの芸能人」のトップ・バッターは、当時新しいジャンルで
注目された「声帯模写」(声色の物まねタレントの第一人者といえるかもしれません)の
桜井長一郎(1917~1999)です。
よく覚えているのは、長谷川一夫の物まねで、「四十七士」の討ち入りのときの大石内蔵助。
「おのおの方~」といって、あとは口をもごもご(聞き取れない!)というセリフです。
“声のスタイルブック“といって、モダンな語り口の漫談で、その物まねのレパートリーは、
政治家、映画スター、動物、楽器まで幅広かったです。
あるとき、琴の音のマネをしているとき、客席の人に向かって「おばあちゃん、おばあちゃん、上を見たってダメですよ。私が口でやってんだから~」といったフレーズはよく知られる。
客席の人は、あまりにも音が似ているので、天井のスピーカーと思った、というのをギャグにしたもの。
主な物まねのレパートリーは、長谷川一夫のほか、勝新太郎、田中角栄、浅沼稲次郎、三船敏郎、
阪東妻三郎など(いずれも故人)のほか、今も活躍する田村正和(!)もあの舌っ足らずのような?
独得の言い回しがうまかった(笑)。
ほんの短い映像(7秒)がありました。
こちら:http://jp.youtube.com/watch?v=aSPzvg-Lzig
ダンディで、芸人の中では、プロ中のプロという気がしました。
もういちど、聞いて見たいですね~。