「いつも心に太陽を」(1967)のテーマ曲は、いつまでも耳に残る名曲のひとつだ。
この映画にも生徒役で出演しているルルが、テーマ曲を歌っていた。
ルルの歌声はこちら:http://www.youtube.com/watch?v=UFbhl4_44jQ&mode=related&search=
この映画は、イギリスの高校における手が付けられない生徒たち(現在と比べれば甘いかも
知れない)と新任の先生(シドニー・ポワチエ)の交流を描いた。同じ原作で、「暴力教室」が
先だって公開され、さらにリメイクされたものである。
マーク・サッカレイ(ポワチエ)は、英領ギアナ出身。エンジニアとしての教育を受け、自分の
熟練と教育を試してみる職を探していた。就職のための面接を依頼している最中に彼は、ロンドンの
イーストエンドの労働社会層の多い地区で教師の職を引き受けることになった。
そこで彼は、自分の受け持ちクラスの生徒たちが、学ぶことにも、すべてに投げやりなことに
愕然とする。彼は精魂傾けて生徒たちにかかわり、生徒たちの目を開かせようとするが・・・。
その間、女子生徒(ギーソン)をめぐる性的な事件なども起きる。最後には、エンジニアの道に
戻るか、彼の熟練と力量をより発揮できるかもしれない教師の道に留まるかの最終決着を迫られる
ことになる。
辞表を胸に、最後の教壇に立つが、生徒たちの、熱いコールに、辞表を破り捨てるのであった。
(このあたりが、ポワチエのかっこよさだった)。