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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「SCOOP!」(2016) 福山雅治主演。</span>



モテキ」の大根仁監督が、1985年の原田眞人監督作品「盗写 1/250秒」を基に、主演に福山雅治を迎えての写真週刊誌のカメラマンのパパラッチぶりを描く。

元スターカメラマンで、いまは芸能スキャンダル専門のしがないパパラッチ福山雅治と、その見習いとなった新人女性記者二階堂ふみが、互いに衝突を繰り返しながらもスクープを連発していくさまをコミカルに描いている。

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世界的な戦場カメラマン、ロバート・キャパにあこがれてカメラマンになり、数々の伝説的スクープをモノにしてきた凄腕カメラマン・都城静(福山雅治)。

しかし、その輝かしい業績も、現役の雑誌編集者たちにはほとんど知られていない。過去のある出来事をきっかけに報道写真への情熱を失ってしまった静は、芸能スキャンダル専門のパパラッチに転身。



それから何年もの間、自堕落な日々を過ごしてきたのだ。                 そんな彼に、再び転機が訪れる。ひょんなことから写真週刊誌「SCOOP!」に配属されたばかりのド新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組まされる羽目になってしまったのである。



案の定、まったく噛み合わずケンカばかりの静と野火。ところが、この凸凹コンビが、まさかまさかの大活躍で独占スクープを連発! そしてついに、日本中が注目する重大事件が発生する・・・

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福山雅治が中年のパパラッチを演じているが、髪の毛は茫茫、無精ひげで登場し、一瞬、福山雅治かと思うほどだった。


新人記者・野火(
二階堂ふみ)と車でネタ探しに出かけるが、野火が「どこへ行くんですか」と聞くと、「恵比寿・中目(=中目黒)・代官山は、芸能人の釣り堀なんだよ」だった。

車でじっと待つ時間が長く深夜になると、さすがに野火も「12時ですよ。私、終電がなくなっちゃう」というと「カタギが眠っている間に、俺たちの食いぶちが転がってんだ」だった。

野火の口癖は「この仕事はマジ最悪」。

スクープ写真を撮って、その撮られた側から車で終われカーチェイスが繰り広げられるが「静さんは元暴走族だったんですか。ハリウッド映画かと思いました。マジ、ヤバイ。本当に最高っすね、この仕事」に変化していく。

スクープ写真などに出くわすと「マジ最悪」といっていたのが「マジ最高」に変わっていくのだ。SCOOP!編集部の雑誌の売り上げは、188,000部、215,530部、250,100部、274,520部、288,000部、そしてついに350,000部を突破する。

静が昔からつるんで遊び歩いてきたチャラ源(リリー・フランキー)が離婚した妻が娘に合わせてくれないと、娘を誘拐して警官隊に包囲される。静は、撮影のふりを演出。チャラ源は、完全に正気を失って、もはや狂っていた。銃を持っていて、手元が狂って静を撃ってしまう。

リリー・フランキーは「凶悪」の映画のように、不気味でキレっぷりがさらに増幅している。「SCOOP!」の編集責任者に吉田羊、そのスタッフに滝藤賢一など演技派が脇を固めている。

最初は、スキャンダルを追うカメラマン、記者などできないといっていた野火だったが、最後には、若い新人の男を引き連れて、ネタの現場に率先して向かっていく姿が描かれ、一種の成長物語となっている。

福山雅治は、「ガリレオ」などの「真夏の方程式」の知的な数学者のイメージとは真逆の”ゴキブリのようなパパラッチ”を演じているので、ファンにはお勧めできないかもしれない。

映画としては、全体に品がなく”ゲス世界”を描いていて感動も共感もない。
俳優の演技を見る映画かもしれない。

劇場公開日:2016年10月1日/上映時間:120分/映倫:PG12
主な出演:
福山雅治二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一リリー・フランキー斎藤工塚本晋也中村育二、石川恋、澤口奨弥

★★


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