「クワイエットルームにようこそ」のダンスシーン
タイトルだけは気になっていた映画(蒼井優などが出演しているので)「クワイエットルームにようこそ」(2007)を見た。主演は内田有紀で、脇役が豪華。蒼井優のほか、大竹しのぶの驚きのぶっ飛び演技(爆)のほか、りょう、どこにいるのか気がつかなかった妻夫木聡、向井真理子などなど。
原作は、2005年発表の松尾スズキの小説で、松尾自身の脚本、監督により 2007年に公開された。
「クワイエットルーム」とは何かと思えば、閉鎖された精神病棟の部屋のこと。「ダメな人間を閉じ込めておく部屋」という説明があった。何かの理由で、そこに来た変わった人間模様を描いているが・・・。担当医はどんな人?に「ビジュアルを視界に入れなければ、いい先生よ」という返事。確かに、変わった担当医だった。
映画の中身は、精神病院の患者たちの風変わりな生活ぶりを描いているが、ナンセンスなドタバタ・コメディタッチの部分が多く、映画に乗り切れないところもある。
仕事があることもあり退院したいと訴えるが、担当医と保護者の同意がなければ許されないと冷たく返されてしまう。同棲相手で放送作家の鉄雄(宮藤官九郎)が見舞いに来て「胃洗浄をしたら薬の量が多すぎたせいで、内科から精神科に運ばれた」と告げる。
こうして明日香の女性だけの閉鎖病棟生活が幕を開ける。「食べたくても食べられない」入院患者のミキ(蒼井優)、元AV女優で過食症の西野(大竹しのぶ)など、個性的過ぎる患者たちに戸惑う明日香だったが、病院内のルールにも慣れ、患者それぞれの過去や性格を知るうちに、少しずつ馴染みはじめていく。
患者たちは、簡単な買い物も電話も面倒な手続きが多いなど、何かと規則で縛ろうとする冷酷ナースの江口たちに不満を募らせていた(Gooより)。
なぜ、明日香が閉鎖病棟に運び込まれたのか、が次第に明らかになっていく。
Gyao無料動画でみられる。
★★ (大竹しのぶの演技を見るだけで一見の価値ありだが、全体的にはいまいち)