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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">名わき役俳優(女優)「シェリー・ウインタース」</span>


映画は、名わき役の存在が大きいと思っています。

名わき役の俳優はたくさんいますが、あまり取り上げられないような人を
取り上げようかなと思います。往年のこの女優も、その一人かもしれません。

シェリー・ウインタース(1920年8月13日-2006年1月14日、没年85歳)

「陽のあたる場所」「ロリータ」など、薄幸の女性役が多いですが、脇役として名演が光ります。

1943年に映画デビュー。1956年の「アンネの日記」と1965年の「いつか見た青い空」では
アカデミー賞助演女優賞をそれぞれ受賞。「いつか~」では、シドニー・ポワチエと共演。

1972年の「ポセイドン・アドベンチャー」でゴールデングローブ助演女優賞を受賞した。




アンネの日記」(左)と「いつか見た青い空」(相手はポワチエ


一番印象に残るのは「ポセイドン・アドベンチャー」の乗客の役。

豪華客船が転覆して、次々に犠牲者が出る中、数名で必死に脱出を図るが、かなり太めながら、茶目っ気のある婦人を演じた。船の階段を登るときに、スカートだったので、登るのを躊躇していたが、乗客の一人だったか、「こんなときにぐずぐずするな」といった意味のことばがあって、意を決して、登っていく姿が ”感動的“(笑)でした。

ポセイドン・アドベンチャー」の予告編(白のネックレスをつけたシェリー・ウインタースも)。

The Poseidon Adventure (1972) Trailer (HQ)

「ロリータ」では、バケーションの期間中、家を貸すオーナーを演じていたが、雰囲気がうまかった。
ポチャッとしてふくよかですが、なんとなくチャーミングなところがいいですね。

出演作品:
二重生活 - A Double Life (1947)
ニューオーリンズ - New Orleans (1947)
ウィンチェスター銃'73 - Winchester '73 (1950) ☆☆☆
陽のあたる場所 - A Place in the Sun (1951) ☆☆☆
重役室 - Executive Suite (1954)
狩人の夜 - The Night of the Hunter (1955)
アンネの日記 - The Diary of Anne Frank (1959) ☆☆☆
ロリータ - Lolita (1962) ☆☆☆
偉大な生涯の物語 - The Greatest Story Ever Told (1965) ☆☆☆
いつか見た青い空 - A Patch of Blue (1965) ☆☆☆☆
アルフィー - Alfie (1966)
動く標的 - Harper (1966) ☆☆☆
ポセイドン・アドベンチャー - The Poseidon Adventure (1972) ☆☆☆☆
テナント/恐怖を借りた男 - Le Locataire (1976)
グリニッチ・ビレッジの青春 - Next Stop, Greenwich Village (1976) ☆☆☆
キング・オブ・ジプシー - King of the Gypsies (1978)
ある貴婦人の肖像 - The Portrait of a Lady (1996)