「はてな」ブログが10周年を迎えるというが、fpdがブログを開始して「12月1日」(映画の日)で「16周年」となる。
それはともかく「好きなミュージカル映画10選」に行ってみる。どうせ1位はあれでしょう、という声も聞こえる(笑)。
「南太平洋」「ロシュフォールの恋人たち」「略奪された七人の花嫁」「巴里のアメリカ人」「四十二番街」「ル・バル」「プロデューサーズ」「シカゴ」「シェルブールの雨傘」「ザッツ・エンタテイメント」「ファニー・ガール」「ドリームガールズ」などはトップ10に入らず。
選んだら、数十年変わらない映画ラインナップだった(「ラ・ラ・ランド」が唯一例外)。
10位:「ジーザス・クライスト・スーパースター」(1973)。聖書を題材にイエス・キリストの最後の7日間を描いたロックミュージカルである。ティム・ライスが作詞、アンドリュー・ロイド・ウェバーが作曲をそれぞれ担当し、1971年にブロードウェイで初演され、1973年に映画化。
9位:「キャバレー」(1972)
ボブ・フォッシーが監督し、ライザ・ミネリ、マイケル・ヨーク、ジョエル・グレイが出演。1931年、ナチスが台頭してきたベルリンが舞台。第45回アカデミー賞では、サリー役として初めて映画で歌ったライザ・ミネリの主演女優賞、舞台版と同じMC役を演じたジョエル・グレイの助演男優賞、ボブ・フォッシーの監督賞のほか、撮影賞、美術賞、録音賞、オリジナル・ミュージカル賞、編集賞などの計8部門を受賞。作品賞を受賞していない作品で最多受賞記録となった。この年の作品賞が「ゴッドファーザー」では相手が悪かった(笑)。
8位:「王様と私」(1956)
第29回アカデミー賞において9部門にノミネートされ、ユル・ブリンナーの主演男優賞を含む5部門で受賞した。ブロードウエイの舞台では、渡辺謙も王様を演じた。
7位:「雨に唄えば」(1952)
「トップ・ハット」「バンド・ワゴン」「巴里のアメリカ人」などと並ぶミュージカル映画の傑作として知られる。サイレント映画からトーキー映画に移る時代を描いたコメディあふれるバックステージ(舞台裏)・ミュージカル。ハリウッドを代表する名作のひとつ。
6位:「マイ・フェア・レディ」(1964)
監督はジョージ・キューカー、主演はオードリー・ヘプバーンとレックス・ハリソン。同名ミュージカルの映画化。アカデミー作品賞ほか8部門を受賞。オードリー・ヘプバーンの代表作の一つとして知られる。
5位:「サウンド・オブ・ミュージック」(1965)
第38回アカデミー賞で作品賞、監督賞(ロバート・ワイズ)、編集賞(ウィリアム・H・レイノルズ)、編曲賞(アーウィン・コスタル)、録音賞(ジェームズ・P・コーコランとフレッド・ハインズ)の5部門を獲得。
4位:「コーラスライン」(1985)
監督はリチャード・アッテンボロー。唯一名前が知られた俳優はマイケル・ダグラスだけで、当初はジョン・トラヴォルタの予定だった(脚本の変更などで降りた。)
3位:「屋根の上のバイオリン弾き」(1971)
アカデミー賞に8部門ノミネートされたが「撮影賞」「音楽(編曲・歌曲)賞」「音響賞」の3部門を受賞。
2位:「ラ・ラ・ランド」(2016)
俳優志望とピアニストの恋愛を描いたロマンティック・ミュージカル映画。脚本・監督はデミアン・チャゼル、主演はライアン・ゴズリングとエマ・ストーン(アカデミー賞主演女優賞)。
1位:「ウエストサイド物語」(1961)
アカデミー賞では作品賞をはじめ、ノミネートされた11部門中10部門を受賞。この中には作品賞、監督賞とともにジョージ・チャキリスとリタ・モレノがそれぞれ助演男優賞と助演女優賞を受賞。またロバート・ワイズは4年後に「サウンド・オブ・ミュージック」でも監督賞を受賞。文句なしの1位。