
映画「ガンモール/おかしなギャングと可愛い女」(原題:La pupa del gangster、英題:Get Rita、1975)を英語版で見る。
マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンという天下の二大スター・コンビの映画で唯一見逃していた映画。少し間の抜けたマフィアのボスと脳天気な情婦が巻き起こすドタバタ・クライムコメディ。名優コンビにしては、はっきり言って「凡作」か。



<ストーリー>
一点のシミもない白いスーツに身を包んだハイカラ・チャーリーことチャーリー・カシオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、忠実な部下ショパン(アルド・マチオーネ)を従えて、今日もヘリコプターで縄張りの視察に出かけた。
マフィアのボスのチャーリーはリタ・ヘイワースの大ファン。自分の屋敷でもリタ・ヘイワースの映画「ギルダ」をジャグジーに浸かりながら上映させて鑑賞しているほどの入れ込みよう。自分のリタを探そうとしていた。
自分の縄張りの視察をしている時に見慣れない売春婦を1人見つけた。
敵の組織に雇われてる売春婦で、それがプパー(ソフィア・ローレン)だった。
その女こそ宿敵組織に属するシャバ荒らしの女と聞いて激怒したチャーリーは「直ちにその組織を葬り、あの女を俺の組織に入れろ」と命令した。
かくして娼婦プパーはチャーリーの組織に組み込まれたが、グラマー(死語)でおっちょこちょいのプパーはやることなすことドジばかりで稼ぎの方はさっぱり。
ある夜、ショパンに連行されようとしたとき、彼女に一目惚れしていた美男子のランベリ(ピエール・ブリス)に助けられた。
娼婦失格のプパーはナイトクラブのダンサーに廻された。そのとき、視察にきたチャーリーはプパーの美しさに見惚れ、放心状態となった。
プパーはその日からチャーリーの情婦に昇格した。チャーリーはプパーの姿に“わが青春のリタ”を見出したのだ。
ある夜、マフィアより大きな組織にのし上がったチャーリーの祝賀会が催され、引出物として彼に贈られた女がまたまたリタ・ヘイワースそっくりだった。
チャーリーはその夜から新しい女アンナに熱中した。
そんなある日、自慢のカラーに真っ赤な口紅をつけて慌ただしく帰宅したチャーリーがショパンに、アンナを射殺したが愛用のライターを現場に置き忘れたと打ち明けているのをプパーは盗み聞いた。
二人はアンナの拳銃に彼女の婚約者の指紋をつけて現場に残し、ライターを持ち去ってから警察に通報しようと手筈をととのえていた。
ついにチャーリーの手から逃れるチャンスが到来したプパーはショパンを尾行し、先回りして偽の証拠をすべてぶちこわした。
警察はこの摩訶不思議な殺人事件に首をひねったがプパーに一目惚れした美男子のランベリが事件の謎を解きあかした。

・・・
最終的にチャーリーとショパンは20年の刑に服している。そこに面会に現われたのは親分プパーで、一の子分ランベリを従えていた。
ソフィア・ローレン&マルチェロ・マストロヤンニのコンビでは「ひまわり」のシリアス・ドラマ、「昨日今日明日」の痛快さなどには及ばないドタバタコメディ。
ただ、リタ・ヘイワースを改めてすごいと認識させたことはよいこと(笑)。
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