
毎年ゴールデンウィークに「市民コメディ」として舞台公演があるというのできょう初めて観劇した。会場は東大宮コミュニティセンター(略してコミセン)で、入場料は無料。
劇団レインボウ城!の第125回公演で作・演出は劇団の斉藤アーサーさんによるオリジナルコメディでタイトルは「ポンコツサーカス」。
年3回~5回の公演を行っているとのことで、劇団のスタンスとして、営利目的の劇団ではなく、斉藤アーサーのコメディの上演を中心とした表現集団とのこと。
今回の公演では、登場人物が全体で十数人で、一部一人二役を演じていた。約1時間の躍動感のある芝居、舞台が印象的だった。舞台装置はほぼなしで、ついたてを数回変更するだけ。照明は複数の色が変化。
兄ヘンデルと小学校前の妹グレーテルの二人が登場。そのあと父親が現れると子供が「お母さんは?」と尋ねる。父は「2人が大人になったら話すよ」というところから始まり、つかみがおもしろくクスッとさせられた。
サーカスのすこし太った猛獣使いが現れ、「動物は?」と聞かれると「売ってしまった」という。ピエロもいて「パントマイムは?」と言われて「自信がない」という。ピエロは子供たちから「ヘタっピー」と言われる。どうやら吉田大サーカスという一座のようだ。
並んでいた数人の客からカンパを集めると582円で、かけそばにするか、業務用スーパーで何か買うかなど笑わせる。
猛獣使いは森に戻って猛獣を捕まえてきますと森に向かった。
昔話というのは、貧乏でないとできない。お金持ちはお金を持ち続けることが仕事。
父親は、子どもたちに腹話術を教える。いっこく堂のように最初はうまく行かないが、弁護士やお医者さんだって、最初は知ったかぶりから始まるのだと。
グレーテルが持っていたパンをハトが食べて死んでしまう。ヘンデルとグレーテルは父親から古い豆をもらう。二人はすぐに豆を食べると、二人は中年の大人に変身するのだった。
大人になったグレーテルは、子どものころの愛らしさはなくなり「素直な子供から攻撃的になった」という。一方、グレーテルも内気な少年だったが「社交的になった」と本人が強調する。
グレーテルたちが千葉県八街にやってきた。農家のおばさんたちに出会い、農業の研修生として働かせてくれと頼む。おばさんは、寝るところは亡くなった夫の部屋があると提供してくれた。
ヘンデルとグレーテルという名前に「外人さん?」と聞かれた父親は「漢字があるが書けない」という。八街のピーナッツに可能性があると信じる一座とおばさんたち。
ピエロの様になにもできないポンコツだが、それは「世界がまだ君を知らないだけだ。世界は君たちを必要とすることは間違いない!」
上演終了後、演者と観客がにこやかに歓談。
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主催の斉藤アーサーさんのパンフレットの前書きで「オトナのみなさんへ」の中で、「AIがやってくれるので、仕事がない!職場の飲み会もない!ストレスないからパチンコ屋も要らない!アレ!お金がない!アレ? いつのまにか「できない」世界になっていませんか?深呼吸しか。間違っても「もっとできない世界」にならぬよう、自分たちの想像を超えていけ!大きな街の上に、もっと大きな空が広がっているのです」(一部抜粋)

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農家のおばさんたちが客席横から登場して舞台に上がるなど、小劇場の手作り感があり親近感がある舞台、公演の面白さを実感した。
■公演鑑賞まえに「松屋」でランチ。

松屋で初めて「トンテキ定食」というものを注文。「トン(豚)」+「ステーキ」の造語。そういえば、昔、「ビフテキ」というのもあった(笑)。
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