
まだ記事が続くのかという声が聞こえてきそう(笑)。Netflixドラマ「地獄に堕ちるわよ」(第6話)は、1970年代後半、ついに国民的歌手・島倉千代子(三浦透子)が登場。70年代前半は、オイルショックによる物価高騰、不況により数子のクラブの不振などが描かれる。
作家・魚澄美乃里(伊藤沙莉)は、これまでに1冊しか本を出版していないので、何とか2作目を出したかった。幼い娘の玲奈も漢字は読めないが楽しみにしているという。


「あたしも待っているわよ、あんたの小説」と数子。
1970年の大阪万博と共に細木数子の人生は上向きになっていく。ただ1973年、オイルショックが日本を直撃。この影響で物価は上昇、数子が経営するクラブの客足はばったりと止まってしまった。


店がガラガラの状態が続き、時短営業に追い込まれ、数子は経費削減のためバンドマンの解雇などを余儀なくされた。
数子がいつも帰りに歩く通り道の奥まった路地で、女易者を何度も見かけたが、ついに藁にもすがる思いで、立ち寄り占ってもらうことにした。


易者は「結論から言いましょうか」と数子に語った。
「現在の相手の男は相性が良く、そんな人はめったにいない。10年前には身近な人を亡くしている(実際、数子は母を亡くした)。幼いころに一途に頑張ってきたエネルギーがある。転んでは立ち上がるの繰り返しの人生だった」と語ると、すべて言い当てているので、数子は目を潤ませて「なぜ当たるのか」と尋ねた。
易者は「私の占いは統計学によるものだ。運気は上がっている。よくなるのは今だ」という。さらに「新しい商売を始めたら天中殺を抜ける今こそチャンス」と念を押す。
1974年、東京でナンバーワンのディスコを目指して「ディスコ・マンハッタン」を立ち上げた。これが爆発的に受けて数子は再び成功を収めた。
占い師の元を訪ねて、お礼にと大金の包みを渡そうとするが、断られた。受け取ってしまうと占いが乱れるからというのが理由だった。
そんな中、かつて組から追放された滝口(杉本哲太)が見る影もない姿で堀田と数子の前に現れた。
滝口は、銃で堀田を撃ち、堀田は入院することに。病院では、医師から手術は成功したと知らされ、数子は安堵し、堀田に「4発も喰らってまだ生きているのだから運気はいい」と慰めた。
1977年、週刊誌で「島倉千代子が4億円の借金スキャンダル」という見出しが躍った。人気絶頂の国民的歌手が恋人に騙されて(連帯保証人になっていた)借金を背負ったというものだった。
数子が車で移動中、橋から女性が飛び降りようとしている姿を目撃。車を止めて、女性に近づき、早まるなと止めに入ったが、それが島倉千代子(三浦透子)との出会いだった。
ただし、残り3話を見ていないので、この出会いについては、細木数子の作家に対する小説用の話…というのも漏れ伝わってきた。
島倉千代子は新宿コマ劇場であと2週間の公演を残していたが、劇場にも借金取りが押し寄せて公演ができず「死んだほうがマシ」と数子に言う。
数子は「アンタに生かされている人間がどれだけいると思ってんの!私がなんとかする。出会ったのは運命なのよ。偶然じゃない」と島倉を劇場まで連れて行く。
押しかけて来た借金取り立て屋に対しては、堀田が前面に立って、公演が終わり次第話し合いの場をもつと債権者たちに訴えた。
緊張して「声が出ない」という島倉に、数子は「あんたは天下の島倉千代子よ」と数子と千代子の地獄の底からの復活が始まった。

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島倉千代子(三浦透子)
島倉千代子を演じる三浦透子は、細面の島倉千代子の顔の輪郭などがちょっと違うと思ったが、歌い始めると、本物の島倉千代子のように見えてくるのがすごい。雰囲気も似てくる。
蛇足ながら、島倉千代子は、個人的には、物心ついたころ最初に歌を聴いた日本の歌手だった(「この世の花」)。
島倉千代子は、第7話以降も本格的に登場するようなので楽しみ。
元々、Netflixドラマ「地獄に堕ちるわよ」では、戸田恵梨香演じる細木数子の反省が回想録として描かれている。

その導き手になるのが、伊藤沙莉演じる自伝小説の執筆を依頼された作家・魚澄美乃里。二人の駆け引き、心理戦も見どころとなっている。決して美談にはなっていないところがいい。
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