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映画「ビッグ・ガン」(原題:Tony Arzenta、米題:Big guns、1973)アラン・ドロン主演のイタリア・フィルム・ノワール。

映画「ビッグ・ガン」(原題:Tony Arzenta、米題:Big guns、1973)はイタリアで制作されたフィルム・ノワール作品で、アラン・ドロンが演じる殺し屋のダンディズムと、劇中で使われる銃器の描写などが特徴。

ドロン演じる主人公トニー(原題:Tony Arzenta)が組織の殺し屋で妻と娘のために引退を申し出るが、組織の事を知りすぎているとして組織から命を狙われ、間違って妻と娘が殺されてしまい組織に復讐するという話。

監督は「続荒野の1ドル銀貨」のドゥッチョ・テッサリ

出演はアラン・ドロン、「ゴッドファーザー」のリチャード・コンテ、「アルフレード・アルフレード」のカルラ・グラヴィーナニコレッタ・マキャヴェッリ、マルク・ポレルなど。

「ゴッドファーザー」で5大ファミリーのドンを演じたリチャード・コンテが組織の親玉グストで存在感を見せていた。

ドロンが38歳と最も脂ののった時期ではあった。銃器では、トニーが愛用する自動拳銃「コルト M1911A1」はミリタリーガバメントとも呼ばれる形式のモデルが登場。また初期型「AR-10」も登場する。

<ストーリー>
巨大なマフィア組織に雇われている凄腕の殺し屋トニー・アルゼンタ(原題、アラン・ドロン)。彼の同郷人(シチリア出身)でもある組織の二大幹部グスト(リチャード・コンテ)とクチッタ(リノ・トロイージ)はトニーの腕を買っており、組織でのトニーの将来は明るかった。

しかし、トニーは7回目の誕生日を迎えた一人息子カルロのために、殺し屋稼業から足を洗おうと決意する。

トニーは組織からの離脱をグストに申し入れるが、もはや組織の内情を知りすぎているトニーの離脱は幹部たちにとって見過ごせる事態ではなかった。

数日後、トニーが見たものは、最愛の妻アンナ(ニコレッタ・マキャヴェリ)と息子カルロが乗った車が炎に包まれている光景だった。

トニー抹殺の指令を受けたグストの部下がトニーの車に爆弾を仕掛けたところ、誤ってトニーの妻子を殺してしまったのだ。

一瞬で愛する者全てを失ったトニーはマフィアの幹部皆殺しを誓うのだった。

・・・
ストーリーは単純で、主人公トニーが、妻と息子の復讐のため、組織の人間を次々に殺していく…。何人、殺せば気が済むのか…というくらい1人、2人、4人…と数えたが12人まで数えてやめたが。

組織のボス・グストが娘の結婚式にトニーを招待し、和解したいと神父経由で告げられ出席する。

グストを全面的に信じてはいなかったが、トニーは母とサンドラを連れて、拳銃も持たずに式に臨んだ。
荘重な儀式は滞り無く終り、参列の人々が家路につこうとしたとき、一台の車が教会の前に止まる。運転席にはデンニーノ。

晴やかな笑みをみせて歩み寄るトニー。だが、デンニーノの手には鈍く光る拳銃が握られていた。沈黙を裂く銃声と共にトニーは崩れ落ちた。

ドロン映画の最後はほとんどが殺されて「FIN」となることが多い。
「ドロン映画祭シネマライブ」で毎度生演奏で聴いている音楽が、後半などで効果的に流れていた。

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コーヒーブレイク】アラン・ドロンに限らず、フランスの俳優がイタリア映画に出演したり、その逆も多いが、言語(セリフ)はどうなっているのか?

ドロンがイタリア映画に出演するときは、イタリア人の吹き替えだという。イタリアは吹き替えの文化があるようで…。「ビッグ・ガン」もドロンの声が少し違うなと思ったらやはりだった。フランス語版では、後から本人のフランス語でセリフで当てているという。

日本ではアラン・ドロンの映画と言えば1969年頃から吹き替えを担当している野沢那智が定着していて、セクシーで情熱的なドロンのイメージを確立した。

それ以外にも、堀勝之祐が冷静沈着なキャラクターの際に多く担当。近年では、中村悠一が、4Kリマスター版「冒険者たち」などを担当し、現代的な解釈で評価されているという。 

「太陽がいっぱい」「冒険者たち」は:野沢那智の印象が強い。「太陽がいっぱい」の初期の地上波版では、石立鉄男が担当したバージョンも存在するという。

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