
ドラマ「ザ・ロイヤル・ファミリー」(全10話、TBS、2025)の第1話を見る。今週は28日に迫った競馬界の祭典「有馬記念」ウィーク。主演は妻夫木聡。
ドラマの第1話で、破天荒な馬主・山王耕造(佐藤浩市)のセリフは「夢は頂点。有馬記念だ」とある通り、全国の馬主にとっては、有馬記念の勝利馬はそのまま年度代表馬と言ってもいいくらいの大一番。
TBSの日曜9時枠、「VIVANT」など最も気合の入った時間帯で、「ザ・ロイヤル・ファミリー」も見ごたえがある。サラブレッドの血統は元をたどれば世界のたった3頭に行きつくといった競馬の豆知識、ロマンも教えてくれる。うーん、クール!

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栗須栄治(妻夫木聡)は大手税理士事務所に勤務しているが、あることをきっかけに税理士としての挫折を味わい希望を見出せなくなってしまっていた。そんなときにロイヤルヒューマン社から競馬事業部の実態調査を依頼される。
ロイヤルヒューマン社は山王耕造(佐藤浩市)が一代で築き上げた人材派遣会社。しかし、耕造が推し進める競馬事業部は赤字続き。
それをよく思わない耕造の息子で人事統括部長の優太郎(小泉孝太郎)が、競馬事業部撤廃をもくろみ調査を依頼してきたのだった。
一方で、耕造の妻・京子(黒木瞳)も競馬事業を毛嫌いしていた。
栗須は耕造に会いに指定してきた北海道のセリ会場へ赴く。
その時、セリ会場では耕造がどうしても手に入れたかった新馬を、ライバル馬主の椎名善弘(沢村一樹)が耕造を負かし競り落としていた。
初めて見たセリの光景に唖然とする栗須。
そんな栗須を横目に、耕造は遅刻を叱責するも、その後の馬主業務につき合わせ、所有するある一頭の愛馬を紹介する。
栗須はこれまで競馬とは縁のない生活だったので驚くことばかり。さらに、今は北海道で実家のファームを手伝う元恋人・野崎加奈子(松本若菜)と思わぬ再会も果たす。

調査を終え、予定通り競馬事業部撤廃のための報告を行った栗須だが、あることが気になり加奈子に連絡すると、競走馬の世界の現実を聞きショックを受ける。
そんな耕造や加奈子の馬への熱い思いが、税理士の仕事への向き合い方に悩んでいた栗須の心を突き動かす。
そして再び北海道へ。税理士として、人として悩み抜いた末に出した答えとは…。栗須の新たな挑戦が始まる――。

競馬の裏側を見られて面白い。
競馬界では、馬主はほとんどが損失で赤字だという。ほんの少数が、ビッグレースで大きな懸賞金を得ているが、優勝するような馬を購入するにはこれまた莫大なお金が必要になるのだ。
人材会社が、社長が趣味のような形で競走馬に投資していたが、社長の側近が外部コンサルタントなどと架空取引などで不正を働いていたことが発覚。
競走馬部門廃止に追い込まれたかに見えたが、栗須の助言などで、再整理して社長が購入した馬ロイヤルファイトが1番人気馬のウイングドイル(武豊騎乗!)の鼻差2着の惜敗! ロイヤルファイトは未勝利だったので、2着は大善戦。関係者は尽力した栗須(妻夫木聡)に深々と感謝するのだった。社長の口癖は「馬の価値は金額と戦績だけではない」で、裏にはドラマがあるというのだ。
ナレーションで「2011年8月7日、気づけば走り出した」とあり、画面に突然大きな文字で「2030」と現れ、これから起こることの出発点になる日だということを暗示している。

<主な登場人物>
栗須栄治(妻夫木聡)… 挫折を経験した税理士。耕一のレーシングマネジャー。競馬の世界で人生を見つめ直す。
野崎加奈子(松本若菜)…「ノザキファーム」牧場経営者。栗須の元恋人。
山王耕造(佐藤浩市)…株式会社ロイヤル・ヒューマン社長を経て会長。ワンマンな性格。馬主。
山王優太郎(小泉孝太郎)…株式会社ロイヤル・ヒューマン人事統括部長。のちに社長。耕造の長男。
山王京子(黒木瞳)…耕造の妻。社内で食品関係担当。競馬が大嫌いと公言。
平良恒明(津田健次郎)…東日スポーツ競馬班記者。
椎名善弘(沢村一樹)…株式会社ソリューCEO。
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