fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「フランケンシュタイン」(ギレルモ・デル・トロ監督・脚本、原題:Frankenstein、2025)ゴシックホラー。

 

映画「フランケンシュタイン」(原題:Frankenstein、2025)は、ギレルモ・デル・トロ監督・脚本により新しい視点でメアリー・シェリーの同名のゴシック小説を映画化。劇場公開されたほか、現在Netflixで配信中。2時間32分。

ギレルモ・デル・トロ監督にとっては「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」(2022)以来、3年ぶりの作品となる。

デル・トロ監督は2017年に「シェイプ・オブ・ウォーター」で第74回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞を受賞。第75回ゴールデングローブ賞では監督賞、第90回アカデミー賞では作品賞と監督賞を受賞した。

第83回ゴールデングローブ賞(2026)では、ドラマ部門の最優秀作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、作曲賞など主要部門にノミネートされている。アカデミー賞でも話題作の1本になりそうだ。

デル・トロ監督は、Netflixの別の配信動画『徹底解剖!「フランケンシュタインのすべて」』で「映画製作の限界を試したかった」と、この映画に対する意気込みを語っている。

この動画では、主人公のヴィクター・フランケンシュタインの衣装もミック・ジャガー風の現代的なコスチュームにしたという。

怪物は、多くの死体の山からパーツを寄せ集め、パッチワークのように継ぎはぎして、メイクで美しく見せているといい、縫い目など、継ぎはぎなどの全身のパーツの数は42に及ぶという。

映画は、ヴィクター・フランケンシュタインの視点から見たPart 1と、怪物の視点から見たPart 2の二部構成

・・・
1857年、北極を目指していたデンマーク海軍の探検船ホリソント号が氷に閉じ込められてしまう。重傷を負ったヴィクター・フランケンシュタイン男爵(オスカー・アイザック)を乗せた乗組員は、ヴィクターの降伏を要求する怪物に襲われる。

ヴィクターはホリソント号の船長アンデルセンラース・ミケルセン)に、自分が怪物の創造主であることを明かし、その誕生に至った経緯を語る。

パート1:「勝利者の物語」ヴィクターの母は弟ウィリアム(フェリックス・カマラー)を出産中に亡くなくなる。そんなウィリアムは、高名な医師であった貴族の父レオポルド(チャールズ・ダンス)の寵愛を受け、一方ヴィクターは虐待的な父に幻滅し、母を深く悲しみ、死を乗り越えることを決意し、輝かしくも傲慢な外科医へと成長する。

1855年、懲戒裁判所で死体の蘇生に関する研究を披露した後、 エディンバラ王立外科医師会からは追放されてしまう。

そんなヴィクターに武器商人ハインリヒ・ハーランダー(クリストフ・ヴァルツ)は、無制限の資金と、実験を行うための廃墟となった塔を提供する。

ヴィクターは弟ウィリアムに実験室建設の協力を仰ぎ、ハーランダーの姪でウィリアムと婚約中のエリザベス(ミア・ゴス)に心を奪われる。

ヴィクターはエリザベスの知性に魅了される。エリザベスは戦争への率直な批判、横暴な男への反抗、優れた観察力、そして昆虫への情熱を語る。

しかし、エリザベスはヴィクターに軽い口説き文句を言うものの、彼の誘いを断ってしまう。 

パート2:「生き物の物語」怪物(ジェイコブ・エロルディ)は爆発のさなかに自由になり、森の中へとさまよい出る。

ハンターたちから逃げるため、農場の小屋に身を寄せると、そこで盲目の老人(デイビッド・ブラッドリー)が孫娘に読み方を教えているのを目撃する。

怪物は密かに老人とその家族を助け、彼らは「森の精霊」として、目に見えない恩人に感謝の意を表す。

現在、怪物の話は、怪物は人間と同様に知性を持ち、言葉を交わし、ヴィクターは自身の過ちを悟り、怪物への虐待を謝罪し、ついに怪物を「息子」と呼び、生きるよう告げるのだった。

怪物はヴィクターを許し、ヴィクターを「父」と呼びながら傷に屈する。怪物は船から降り、氷から船を押し出して海へと向かう。

アンデルセンは無謀な追跡を諦め、乗組員たちに故郷へ帰ると告げる。怪物は夕日に向かって航行する船を見守り、かつてヴィクターに教えられたように、太陽の光に手を伸ばして抱きしめる。

 

 

・・・
怪物は銃で撃たれても、火に囲まれても再生し、生き返ってしまう力を備え、巨大な船を倒したり、氷の中から船を押し出す力がある。向かってくる人間を、軽く突き飛ばすと十数メートル先まで吹き飛ばしてしまう人造超人。

全体的にグロイシーンが多く、大量のネズミや死体の山や残忍な絞首刑のシーンや、人体の皮をはがしたり、足を切ったりといったシーン、狼の群れが人間を襲い食いちぎるシーンなどが多いので、好みが分かれそう(新解釈のフランケンシュタインということでは見ごたえがあった)。苦手の人には厳しいかもしれない。映画製作への熱量は半端ないが…。

<主な登場人物>
■ヴィクター・フランケンシュタイン: オスカー・アイザック(若き日のヴィクター・フランケンシュタイン: クリスチャン・コンヴェリー…主人公の科学者。新しい生命を作り出すことに執着する。ウィリアムの兄。エリザベスに想いを寄せるが、彼女は兄のフィアンセ。自分の作った「怪物」に対して期待と失望を繰り返し、支配しようとする。
■怪物: ジェイコブ・エロルディ…ヴィクターによって死体のパーツから生み出された存在。豊かな感情と知性を持つが、世間やヴィクターに理解されず、孤独を抱える存在。エリザベスから唯一やさしさや共感を受ける。
■ハインリヒ・ハーランダー: クリストフ・ヴァルツ…エリザベスの叔父で産業資本家。研究の資金提供者として関わるが、終盤で対立を生む。
■エリザベス・ハーランダー/クレール・フランケンシュタイン(2役): ミア・ゴス…ウィリアムのフィアンセ。と婚約中。知性的で思慮深く、怪物に共感を示し、人間としての尊厳を理解しようとする。
■ウィリアム・フランケンシュタイン: フェリックス・カマラー…ヴィクターの弟。エリザベスの婚約者。兄・ヴィクターとの間に微妙な兄弟関係の軋轢がある。
■レオポルド・フランケンシュタイン: チャールズ・ダンス…ヴィクターとウィリアムの父親。
■盲目の老人: デイビッド・ブラッドリー…怪物に対して最初に思いやりを示す人の一人。人間としての理解や慈悲を示す。
アンデルセン船長: ラース・ミケルセン
■クレンペ教授: ラルフ・アイネソン
■ストケルド教授: ピーター・ミラード
■マウルス教授: ピーター・マクニール
■死刑執行人: バーン・ゴーマン
■紅い天使: ロベルト・カンパネラ

www.youtube.com

fpd.hatenablog.com

■「にほんブログ村」にポチをお願い申し上げます。

https://movie.blogmura.com/ranking/in   

https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking/in