
映画「トゥルース 真実の行方」(原題:Washed Away、2017)は、失踪した夫の秘密を追い求める妻の姿を描いたサスペンス・スリラー。主演は「ソウ2」「ソウ4」のエマニュエル・ヴォージア、監督はジェフ・ビーズリー。
誰が味方で誰が裏切者なのかわからないまま進行するサスペンスに引き込まれる。結構ハラハラさせられるシーンが続き、意外な結末を迎える。「真実の行方」という映画もあり紛らわしい。
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夫婦そろって激流下りをカヤックで楽しむガブリエル(エマニュエル・ヴォージエ)が、夫のパーカー(マイケル・シロウ)が途中で見えなくなりカヤックだけが流れてきた。警察、捜索隊の必死の捜索もかなわずパーカーは死亡となり、多額の保険金をもらうガブリエル。
ところが、保険金は口座から何者かによって全額送金されていた。パーカーは生きているのではないかと思ったガブリエルの探求が始まる。
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パーカーとガブリエル夫婦の家に、パーカーの弟のカーソンとブルックリン夫妻がいる。パーカーはガブリエルと2日間の旅行に行く予定で「カヤックで川下りをやる予定」と言う。やがてパーカー家族は山岳地帯の川沿いのロッジに着き早速カヤックを持って川に向う。
ガブリエルは元カヤック選手で、パーカーに乗り方を教え今回の挑戦となったのだ。川に着くとパーカーに仕事に電話がかかってくる。
「早くしてよ」と言うガブリエルにせかされ川に入るパーカー。後ろを流れるパーカーはスマホでガブリエルを写真に収める。
激流に差し掛かり、ガブリエルが先行していく。ガブリエルが下り終え、後ろを振り返るとパーカーがいない。やがて無人のカヤックが流れてきた。
警察に連絡をするとアッシャー刑事がやって来た。救助隊の捜索が始まる。しばらくしてパーカーのライフジャケットが見つかる。ライフジャケットは裂けるように破れ、岩にでも当たったようだった。
パーカーの見つからないガブリエルが家で泣いていると、娘のレクサが察する。2週間後、アッシャーがやって来て「パーカーは見つからない、捜索も打ち切りです」と言って、パーカーのスマホを渡した。
葬儀の日、パーカーの弟のカーソンが酔っぱらって「お前のせいだ!」とガブリエルを怒鳴る。カーソンの妻のブルックリンが中を割って入りなだめるのだが…。
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(ネタバレ)夫パーカーのカヤック事故は仕組まれた偽装だった。パーカーは、借金をしている男トラヴィスから脅されて事故を偽装し、保険金をだまし取ろうとしたのだった。保険金の振込先を会社にして振り込まれると同時に外国の口座に転送した。
パーカーは、弟の妻であるブルックリンに夢中。パーカーは金を手に入れたらブルックリンと逃亡を計画していた。ところが、ブルックリンはパーカーには何の感情もなく、トラヴィスと関係を持っていたのだ。
ブルックリンの夫カーソンはブルックリンが殺害したが、ブルックリンはなんとパーカーをもなきものにして、パーカーを脅迫していた男トラヴィスとグルだった。
パーカーはブルックリンに撃たれて死に、ブルックリンはガブリエルにも銃を向けたが、ガブリエルが隙を見て、トラヴィスを撃ち、ガブリエルが銃をブルックリンに向けているところにアッシャー刑事がやってきて、ブルックリンを逮捕したのだった。
アッシャー刑事も、ガブリエルにカヤックを教えてほしいと頼んだところで終わる。
<主な登場人物>
■ガブリエル:エマニュエル・ヴォージエ…主人公。カヤック事故で夫パーカーを失ったが、パーカーの死に疑問を抱き、真相を追い求める。
■パーカー:マイケル・シロウ…ガブリエルの夫。妻に内緒の借金があるらしく何者かに返済を迫られている。カヤック中に行方不明となるが、保険金目当ての偽装の死なのかが徐々に明らかになる。
■カーソン:マイケル・シロー…パーカーの弟。兄の失踪後、彼の会社を引き継ぐ。ブルックリンの夫。短気な性格で、兄パーカーが行方不明(事故死扱い)となったのはガブリエルのせいと決めつけて責める。
■ブルックリン:ステファニー・シー…カーソンの妻。物語の鍵を握る人物で、複雑な関係性が描かれる。夫から暴力を受けているふりをしていたとんだ食わせ者。
■アッシャー刑事:キャメロン・バンクロフト…パーカーの失踪事件を捜査する刑事。ガブリエルの行動に疑念を抱く。「疑わしきは罰せず」が信条。
■トラヴィス:アダム・ハーティグ…謎の人物。パーカーに金を貸しており催促している。偽装事故で保険金をもらえるように仕向ける。
あまり期待していなかったが、展開がスリリングで、最後まで飽きさせなかった。
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