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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「歴史は夜作られる」(原題:History Is Made at Night、1937)美男美女による典型的なメロドラマ。

映画「歴史は夜作られる」(原題:History Is Made at Night、1937)は、主演がシャルル・ボワイエジーン・アーサーという美男美女による典型的なメロドラマ。シャルル・ボワイエは、フランスの俳優だが、ハリウッドでも活躍し、イングリッド・バーグマンと共演した「ガス燈」(1944)が有名。ドロンが登場する前の時代では、二枚目俳優の代名詞だったかもしれない。ジーン・アーサーは、フランク・キャプラ監督の常連で「オペラハット」「我が家の楽園」「スミス都へ行く」などで知られる。映画出演は「シェーン」で開拓農民の妻役が最後となり、その後はテレビで活躍した。

監督はフランク・ボーゼイギで、第1回アカデミー賞監督賞(「第七天国」)と第5回アカデミー賞監督賞(「バッド・ガール」)と2度の受賞に輝いた。

サイレント映画時代からトーキー映画時代への変遷を経て1950年代まで活躍した。1950年代に活躍したダグラス・サークと並んで「メロドラマの巨匠」と言われている。

 

<こんな話>
アメリカの海運王の妻アイリーン(ジーン・アーサー)が、パリの高級レストランの給仕長のポール(シャルル・ボワイエ)と、一晩で恋に落ちるが、許されぬ恋に二人は引き裂かれる。

アイリーン夫妻が住むニューヨークまで、ポールが追いかけ、ニューヨークでレストランを開き、レストランが有名になれば、アイリーンが現れるだろうと、アイリーンを待ち続け、そしてそこでアイリーンが現れ、再会を果たすというできるという「ご都合主義」そのもののストーリー。当時はそういった風潮がもてはやされたらしい(笑)。

映画は、現実には起こりえないような夢、ファンタジーだからそれでいいのだと…。

豪華客船の遭難、転覆というと「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)や「タイタニック」(1997)があるが、海運王が、妻の名前を冠した豪華客船プリンセス・アイリーン号が座礁するシーンなどは、1937年制作のこの映画がこの種の船の遭難映画の原型かもしれない。

・・・
嫉妬深い夫海運王ブルースは、妻アイリーンを見下し、拘束する態度。そんな夫に耐えかね離婚手続きをとるために、パリへ逃れるが、ブルースの弁護士によると、離婚手続きが申請から半年以内に妻に不貞(浮気)があると無効になるという。

そこで、ブルースは運転手のマイケルを使って、アイリーンに近づいて、不倫現場を作り上げるという作戦に出る。

ところが、その現場の隣の部屋にいたホテルの給仕長ポールが、一芝居うって強盗に成りすまし、宝石を持ち去り、その場からポールはアイリーンを連れ出してしまう。

これを知った夫は殺人事件を仕組んでポールを犯人に仕立て、妻に帰国を条件に他言無用を約束する。

アイリーンは黙ってパリを去り、それを知ったポールはニューヨークにアイリーンを追うが、例の事件で無実の人物が犯人とされていると知り、アイリーンと共に処女航海の豪華客船でパリへ引き返す。

これに怒り狂った船主である夫ブルースは、濃霧に関わらず全速力の航海を命じ、それが大事故に繋がるのだった。

ただ、エンディングはお決まりのハッピーエンドだった。

歴史は夜作られる」という意味は、夜の静けさの中で冷静に状況を分析し、将来を展望する決断を下した結果、歴史的な出来事が生み出されることがあるということを象徴した言葉。

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