大相撲名古屋場所で、横綱照ノ富士が12勝3敗で並んだ平幕隆の勝との決定戦を制し10度目の賜杯を手にした。
照ノ富士は本割で大関・琴櫻に上手出し投げで敗れたが、3敗同士の隆の勝との大一番を制し、最後に横綱の意地をみせた。
優勝10回は常ノ花、栃錦、初代・若乃花、北の富士ら歴代の名横綱に並び、史上15人目で白鵬以来となる2桁の大台。
13日目を終えて優勝に王手をかけていた照ノ富士は、前日3敗で追う隆の勝との直接対決に敗れ、V争いは千秋楽へ持ち越しとなった。
この日は、隆の勝が負ければその時点で優勝が決まったが、隆の勝が会心の相撲で大の里を破り、3敗を死守して逆転優勝に望みをつないでいた。
今場所終盤は照ノ富士が独走状態の中、平幕の美ノ海、隆の勝が躍動して優勝争いに加わり、大関・豊昇龍も3敗で踏みとどまっていたが右股関節を痛めて13日目から休場。
今場所休場明けの照ノ富士は、復活をかけて挑み初日から無傷の10連勝。11日目に大の里に初黒星を喫し、終盤隆の勝の追い上げに苦しんだが、決定戦を制して3場所ぶりの優勝を飾った。成績は12勝3敗。
琴桜は10勝、大の里は9勝。関脇霧島は千秋楽で勝ち越しを決めた。新小結平戸海は10勝をあげた。満身創痍の大関貴景勝は10敗となり関脇に陥落。
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「四丁目」相撲クイズでは、tosaさんが12勝3敗で照ノ富士の優勝を予測して優勝。「毎日の8番」予想では14日目まで熊本ミノルさんとfpdが並んで首位だったが、fpdが、モモタロウさんとtatsuさんの猛追を退けて辛くも逃げ切った。こちらも相撲と同様の波乱の「辛勝」だった。
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