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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ランナウェイ・シーフ」(英題:Runaway thief、2023、インド)を見る。

ランナウェイ・シーフ」(原題:Chor Nikal Ke Bhaga、英題:Runaway thief)を見る(Netflix映画)。原題は“泥棒はまんまと逃げおおせた”の意味。

タイトルのカタカナ「シーフ」って何だと思ったら、泥棒のthiefのことで、そのままカタカナにするな(わかりにくい)。

いまや「RRR」などが話題のインド映画。旅客機乗客には大迷惑のディザスタームービー。

客室乗務員とその恋人が巨額な負債を清算するため上空4万フィートの機内で乗客のダイヤモンドを盗もうとする。しかし、盗むどころか2人の乗る飛行機がハイジャックされてしまう。旅客機の機内を舞台にした「オーシャンズ11」的なドロボー物語。

見どころはインド美人の典型の様なヤミー・ゴウタムという女優。”怯え”から氷の微笑”までの顔芸のオンパレード。

清楚で奥ゆかしい女性かと思いきや、実は宝石泥棒の一部始終を仕組んだ張本人だった!あらかじめ、7-8人の癖のある男たちにそれぞれの役割を与えて、険しい表情で「わかった?」と念を押していた、岩下志麻も真っ青な親分肌の人物だった。

粘土で作った偽造の拳銃、偽のダイナマイトなどを念入りに準備していた。

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飛行機の機体にSKY CEANIAとある旅客機客ので、ある男がカバンからダイヤをすり替えようと細工をするとまさかのハイジャック犯が現れて乗客全員人質となってしまう。
そんな緊迫した状況下でもハイジャック犯に気づかれずにダイヤのすり替えを隠密に実行しようとする男。

この男には、共謀者のCAがいて、手が出せずにいて、別のプランを模索していたそのときに、男の怪しい行動に気づいたハイジャック犯らが男に暴行を加え機内はその悲惨な状況に悲鳴が飛び交う。

カオスとなった機内には拘束されていた航空保安官がスキを見てハイジャック犯全員に銃を向け、犯人たちを銃で倒してしまい「犯人たちは始末しました。安心してください」と乗客に伝えるのだが…。


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(以下ネタバレ)
ところが、あとからハイジャックというのはフェイクだった…ことが明らかになる。

ハイジャック犯が持っていた拳銃は粘土で型おこししただけの偽モノであり、飛行機が空港に着いたときには、殺されたはずの犯人たちは全員姿が見えず…。確かにいた犯人たちに逃げ場はなく、空港内で、全員一人一人が警察に尋問される。

「隣にはだれが座っていたか?」などで、だれかその人物を目撃した人がいれば犯人ではないことが証明される。

こうした展開に至るまでの経緯が時間をさかのぼって描かれ種明かしされる。実は宝石を盗むことが目的ではなく、背景には、ある人物への復讐があったというオチ。

政府高官が、ニュースでハイジャックがあったが、乗客の安全第一を掲げ、全員無事。犯人は3人、警察保安官によって射殺されたとテレビで公表。

ところが、あとからハイジャックはフェイクだったと知らされるが、面目が丸つぶれになるから、前言取り消しは行わないということに。

密室のアクション映画としてみればそれなりに面白い。

    

監督:アジャイ・シン
脚本:シラーズ・アメッド、アマール・カウシク
音楽:ヴィシャル・ミシュラ
出演:サニー・コウシャル、ヤミー・ガウタム、シャラード・ケルカー

 

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