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映画「ノイズ・ウィズイン」 (原題:Noise、2023) を見る。デンマーク映画。

ノイズ・ウィズイン」 (原題:Noise、2023)を見る。デンマークのサスペンス・ミステリー。Netflixオリジナル。90分。

メガホンを取るのはシュテフェン・ヘイペンス。出演俳優もデンマークの俳優なのでなじみが薄い。タイトルのノイズというのは、赤ん坊の泣き声のこと。サスペンス・ミステリーというので見たが、育児ノイローゼに苦しむ男の話だった。
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約20万人のフォロアーがいるインフルエンサーのマティアス(マット)は、妻のリヴと生後間もない子供ユリウスと共に自分が生まれた家に戻る。

マットは認知症を患う父親が、地元で起きたある事故と関わりがあることを知って調べを進めていく。ユリウスの泣き声と隠された事実を調べていくうちに、徐々に正気を失っていく。

予想もしていなかった家族の秘密を知ってがく然とするマティアス。リヴ、リヴの弟はマティアスの徐々に変化していく異常性を心配するが、マティアスは取り合わない。リヴは彼のためにできることをしようとするのだが…。
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籍は入れていないカップルが、男の生まれ故郷に戻ってくるが、幼いころ自分を捨てた父親だったが、今は認知症のため病院施設に入っている。

父が務めていた会社は廃墟のようになっているが、その会社の過去の歴史をネットで調べていくうちに、会社が何らかの理由で何人もお社員が亡くなったことを隠ぺいしていた事実が浮かび上がる。

父親に責任が押し付けられ父親が認知症であることで、過去の隠ぺいが明らかにされていなかったのだ。

父親は若いころ、恋人が赤子を抱えて、死ぬために海に飛び込んで沈んでいくのを追いかけて、子供だけは救い出すが女性を見つけられなかった。そして、赤子をそっと残して自ら姿を消してしまった。

その息子がどのような経緯で成長していったのかが一切触れられていない。

その後、廃墟のようになった家になぜ成長した息子が戻ってきたのかも不明。廃墟の床下には洞窟の池のように水が流れ、息子とリヴが水中に入って、父親がリヴを救い上げるときに、かつて湖で失った恋人と二重写しになるというシーンだけは見せ場となっている。

息子をリヴとともに手を差し伸べて救い上げるときに、「息子よ」と思い出したようにつぶやく。

ただ、すべてが中途半端の尻切れトンボの映画で、看板に偽りアリ映画だった。

<キャスト>
ウォード・ケレマンス
サリー・ハルムセン
ヨハン・レイゼン
イェッセ・メンサー
ミーケ・デ・クローテ
カテライネ・ダーメン
リゼ・フェリン
シモン・デュイヴェッター
ダフネ・ヴェレンス
ジェニフェール・ヘイレン

 

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