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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ロスト・ボディ‐消失‐」(原題:A PERFECT ENEMY、2020)を見る。

          

ロスト・ボディ‐消失‐」(原題:A PERFECT ENEMY、2020)を見る。ドイツ、スペイン、フランス合作のサスペンス・ミステリー。「EVA〈エヴァ〉(2011)」でゴヤ賞の新人監督賞に輝いたキケ・マイーヨが、アメリー・ノートンのベストセラー小説を映画化。


出演は「COLD WAR あの歌、2つの心」のトマシュ・コット、「おもかげ」のマルタ・ニエト


2012年製作のサスペンス・ホラー映画「ロスト・ボディ」とは別物。
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売れっ子建築家ジェレミートマシュ・コット)は講演会の後、思わぬ出来事に遭遇する。タクシーで空港を目指す。天気は雨。道路は渋滞。フラストレーションが溜まる一方で、なんて不運な日なんだとジェレミーはイライラ。


そこへ、コンコンコンコンコンとタクシーの窓を叩く音がする。横を振り向くと、窓の外にはびしょ濡れの女性が立っていた。彼女は空港へ行きたいようだ。乗せてくれないかと泣きそうな表情で懇願してくる。


ここは紳士にと中へ招き入れるジェレミー。運転手にも一応、いいでしょと断りを入れる。彼女の名はテセル・テクスター(アシーナ・ストラテス)。


タクシーをしばらく走らせていると、荷物を積むのを忘れたと騒ぎ始めるテセル。ジェレミーは、飛行機に間に合わないかもしれないと心配もあったが、運転手に引き返してくれと頼む。


荷物をピックアップしてトランクに収め、やっとのことで空港に着くが、結局ジェレミーは飛行機に間に合わず乗れなかった。


実はこの空港は、大昔にジェレミーがデザインしたものだった。よりによって自分が建てた空港に閉じ込められるとは気持ち悪い。そんな彼はふと空港の模型を眺める。すると模型の中に赤い血のようなものを見つけてしまう。

彼の不安を示すものなのか。ラウンジの椅子に腰掛ける。すると、あの女・テセルが現れる。しかも彼女テセルはタクシーの時の態度とは異なり、挑発的に話しかけてくる。随分身勝手で、一方的に話しかけてくる。それも周りの人に聞こえるような声で。


その女から殺人や犯罪にまつわる奇妙な話を聞かされる。そんな彼女の不穏な打ち明け話は、やがて建築家自身の秘密を暴き出していくのだった…。

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(以下ネタバレ)女テセルが自身のことを語っていくが、その代わりにジェレミーの過去も徐々に明らかになっていく。ジェレミーが後援会の時に指輪をしているので、知人が「まだこだわっているのか」という言葉がったが、これは伏線だった。


ジェレミーの妻は20年前に家を出たきりもどっていないということだったが、真相は、ジェレミーが口論の末とっさにナイフで刺して殺してしまったのだった。そして、殺した後気づくのだが、妻がバスタブの近くに残していた妊娠体温計の様なものを見つける。


テセルが、あるとき、一人の美貌の女性に目が留まり、追いかける。その女性は不気味に思って逃げるのだが…。

その話をテセルがジェレミーに告げると、その女性の風貌と行動から、その女性はジェレミーの妻だったのだが、誰も知らないはずなのに「誰が教えた」とジェレミーはテセルに問いただす。


しかし、テセルの登場、テセルの話などは、ジェレミーの苦悩する中での出来事で想像だったのか…。

 

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