「ザ・ストレンジャー」(全8話)を2日間でイッキ見した。スリリングな展開で、見始めたらやみつきになる、久しぶりにすごい!ドラマを見たという気分。
タイトルの「ザ・ストレンジャー」は、物語に登場する”赤の他人”(謎の女)のこと。この謎の女の正体がわかるのはなんと第7話の最後の10秒!「えぇ、ぇえぇ~、うぁ~」(笑)。
この女の正体と目的が、物語の主人公アダムの人生を大きく狂わせていくことになる。アダムの家族を引っかきまわす謎の女は一体誰だ…?
・・・
アダム・プライス(リチャード・アーミティッジ)は弁護士として成功し、妻のコリンヌ(デブラ・カーワン)と息子二人と幸せに暮らしている。ある日見知らぬ女性からコリンヌが嘘をついていると告げられ、気になったアダムは調べて妻の秘密を知ってしまう。
問い詰めて口論になった後コリンヌは失踪し、息子のトーマス(ジェイコブ・ダドマン)が行ったパーティーで同級生のダンテが森の中で意識不明で発見される。
街中では首のないアルパカの死体が発見され、アダムの周りで次々と不可解な出来事が起こっていく。アルパカ事件を担当している刑事のジョアンナ(シヴォーン・フィネラン)は、コリンヌの失踪も調べることになる。
アダムは都市開発で立ち退きを命じられている元刑事のキレイン(スティーブン・レイ)の弁護を担当し、コリンヌを探すのを手伝ってもらう。
コリンヌが見つからないまま時間が過ぎていくが、アダムの周りで起こっている出来事が次々とつながっていく…。
・・・
複数の話が次々に語られ、見ている側は、登場人物の関係などを追うのに精いっぱいの状況が続く。アルパカの首が切られ足り、偽装妊婦の集まりがあったり、怪しい人物が登場したり、妻が忽然と消えたり…。
第7話あたりからようやくそれまでのちりばめられたピースが完成パズルの形を作っていき…。
主な登場人物:
アダム・プライス(リチャード・アーミティッジ):コリンヌの夫で弁護士。ある日見知らぬ女性に、妻が嘘をついていると告げられる。コリンヌの失踪後は、必死に妻の消息を追う。
コリンヌ・プライス(デヴラ・カーワン):アダムの妻で学校教師。学校で賞を授与されるなど勤務態度と生徒からの信頼は申し分ない。アダムと口論になった後、消息を絶つ。
ジョアンナ・グリフィン(シヴォーン・フィネラン):首のないアルパカの死体事件を調査をするうちに、大きな事件へと巻き込まれていく。夫と離婚して、親友のハイディと旅行に行く計画を立てている。
ハイディ・ドイル(ジェニファー・ソーンダース):ジョアンナの親友で、カフェを経営している。忙しい毎日から離れ、旅行に出てゆっくり過ごすことを夢見ている。
エドガー・プライス(アンソニー・スチュワート・ヘッド):アダムの父親で、現在大きな都市開発を手掛けている。都市開発予定の土地を立ち退かず居座るマーティン・キレインを、アダムが弁護していることで父子の関係が微妙になっている。
トーマス・プライス(ジェイコブ・ダドマン):アダムとコリンヌの息子で高校生。パーティーの夜友人のマイクのせいで、面倒なことに巻き込まれてしまう。
マーティン・キレイン(スティーヴン・レイ):エドガーの都市開発で、立ち退きを拒否している元刑事。コリンヌの失踪後、アダムに頼まれて彼女の行方を捜す。
謎の女(ハナ・ジョン=カーメン):アダムに近づきコリンヌの秘密を告げて、家族をひっかきまわす人物。アダム以外の人にも、同じように秘密を暴露し脅している。
イングリッド(リリー・ラブレス):謎の女のパートナーで、いつも行動を共にし運転を担当。足を洗って、海辺でバーを経営する計画を立てている。
・・・
謎の女は、さまざまな人物に近づいて「あなたのことは知っている」とその人物にとって致命傷となるような秘密をちらつかせると、最初は相手にもしないが、証拠写真などを突きつけられて動転する。
女は、秘密を暴露して拡散されたくなければ10,000ポンド(日本円で約160万円)支払えという。しかし、それらは単なる恐喝ではなく、裏には、さらに隠された秘密があった…というストーリー。
ジョアンナ刑事役の女優シヴォーン・フィネランが、中年のベテランの女刑事でなかなかいい。同僚のサイバー担当刑事カッツは、悪に手を染めた狂気の演技を見せる。
■「にほんブログ村」にポチッと!。