日本相撲協会は29日、大相撲秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。先場所、平幕で初優勝した逸ノ城は西の小結に座り、5場所ぶりに三役に復帰した。
逸ノ城は、西の前頭2枚目で臨んだ名古屋場所、得意の四つ相撲で前に出る攻めが光り、12勝3敗の成績で、新入幕から8年で初優勝を果たした。
また、先場所8勝7敗と勝ち越した若隆景が4場所連続で東の関脇に座り、東の小結で9勝を挙げた豊昇龍が新たに関脇に昇進した。
新入幕は、モンゴル出身の水戸龍と十両で10勝を挙げた平戸海の2人。
このほか、十両優勝した竜電が幕内に復帰した。
一方、先場所は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で力士の途中休場が相次いだが、勝ち越しや負け越しが決まる前に休場した関取の多くが番付を据え置かれ、2勝4敗で7日目から休場となった角番の大関・御嶽海は西の大関に座り、秋場所を再び角番で迎えることになった。
7勝3敗と勝ち越しまであと1勝としながら11日目から休場した琴ノ若は先場所と同じ東の前頭2枚目となった。
幕内では、8勝を挙げていた翔猿が西の前頭6枚目から東の前頭筆頭に、同じく8勝の錦木が西の前頭8枚目から東の前頭4枚目に番付を上げた。
不戦敗を含めて3勝10敗、2日の休みとなった遠藤は東の前頭5枚目から西の前頭6枚目に番付を下げた。
また、日本相撲協会が発表した、部屋別・出身地別の集計表によれば夏場所の力士総数は、全43部屋に名古屋場所から7人減って621人。部屋別、関取別のナンバーワンはどこか…。
【部屋別力士数TOP10】
1位:九重部屋…27人。
5位:木瀬部屋…23人
6位:八角部屋…21人
7位タイ:境川部屋、出羽海部屋、高田川部屋、追手風部屋、立浪部屋…19人
・・・
TOP10まであと一歩の二所ノ関部屋(元横綱・稀勢の里)が18人と急増している。
(初場所4人→13人→16人→18人と順調に弟子数を増やす)
【関取数】
6人
・伊勢ケ浜部屋:幕内5人と十両1人
5人
4人
3人
・佐渡ケ嶽部屋:幕内3人
・境川部屋:幕内3人
・常盤山部屋:幕内2人、十両1人
1人
・錦戸部屋:幕内1人
(注)関取不在の部屋は12部屋。
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