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映画「ジョー・ブラックをよろしく」(原題:Meet Joe Black、1998)をみる。

ジョー・ブラックをよろしく」(原題:Meet Joe Black、1998)をみる。1934年の映画「明日なき抱擁」のリメイク。第19回ゴールデン・ラズベリー賞ノミネート(最低リメイク・続編賞)というのは知っていたので、避けていたところもあり、いやな予感がした。

この映画は忍耐テスト映画と言われているらしい。確かに最初の15分見て、単調でいったん見るのをやめたが、名優アンソニー・ホプキンスもいるので、その退屈さと戦って最後まで見た。ストーリーが非現実的だが、ファンタジー映画としてみれば、それなりに面白いともいえる。

ピットの役柄が「死神」とはいえ、動きもロボットのようで、ピーナッツバターをスプーンで舐めるなど、常に奇異な行動をとって、終始違和感を覚えた。ミスキャスト?(笑)。映画も賛否がありそう。

ただ、最後のほうで、周りから何者と不信感を持たれていたことに対して「私は〇〇〇(死神と告白すると思ったら、相手に最も効果のある職種=国税局員だった)だ」と語るシーンだけは、相手をぎゃふんといわせる効果があってよかった。

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ニューヨークのメディア会社「パリッシュ・コミュニケーション」の社長・ビルことウィリアム・パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)は、ある夜どこからともなく響いてくる声を聞いた。次の日、ビルは愛娘のスーザン(クレア・フォーラニ)とその恋人ドリュー(ジェイク・ウェバー)と共にヘリで仕事に向かっていた。

ビルの「恋人を愛しているか?」との問いに、素っ気無い反応をする娘にビルは話す。「愛は情熱だ。その経験のない人生は意味のないものだ」と。

そして、その日スーザンは仕事場近くのコーヒーショップで一人の青年と出会う。最近この街に越してきた、という青年の気さくな態度に好感をもつスーザン。

コーヒーショップでわかれるが、互いに何度か振り返る。スーザンが振り返った時には青年は後ろ姿。青年が振り返った時にはスーザンは前に向かって歩いている。互いに視線を再び交わすことはなかった。青年は、直後に、車にはねられてしまう。

その夜、家族と共に食卓を囲んでいたビルの脳裏にまた同じ声が聞こえてくる。「私に会えるよ・・・ビル」。

声に導かれるまま来客を招き入れるとスーザンがコーヒーショップで出会った青年がいた。

以前から体調のすぐれないビルが心の中で問いかけていた「死期が近いのか」の言葉に青年は「イエス」と答えた。

彼は青年の体を借りた死神だった。人間の生活に興味をもった死神が、ビルを連れて行く前に彼に案内を頼みにきたのだ。

家族への説明に困ったビルは、青年をジョー・ブラックだと紹介する。出会った時と印象の違うジョーを見て初めは困惑していたスーザンだったが、次第に彼の不思議な魅力に惹かれていく。父親のいう“情熱”を確かに感じていたのだ。

 スーザン

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アンソニー・ホプキンスは相変わらず堂々として見ごたえがある。ブラッド・ピットは、確かに、ロバート・レッドフォードの再来というくらい雰囲気が似ていた。

 

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