「HOMELAND」で知られるダミアン・ルイスと「シンデレラマン」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたポール・ジアマッティという演技派の二人が共演する本格派金融サスペンスドラマ「ビリオンズ」のシーズン2が面白いので、見続けている。
ドラマに登場する「食」も見どころ。ニューヨークの実在する日本人経営の寿司屋が登場するが、寿司の奥深さを知らない若造のグループが、板前にいちゃもんをつけるシーンで、連邦判事が「ネタ一つにも10年の技があるんだ」と板前さんに敬意を払えというシーンもあった。
ヘッジファンドのオフィスに、個人経営らしき老舗ピザ屋のおやじがピザを届けるが、社員はそのうまさに舌を巻く。うまさのコツをおやじさんに聞くが、答えはいたってシンプルだった。
生地とソースとチーズ、それだけだ。
特別にどうこうというわけではなく、職人技のようだ。こうした物語のストーリーとは直接関係ないところで、こだわりがあって面白い。
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「ビリオンズ」はウォール街を舞台に、ダミアン・ルイス扮するヘッジファンド操作の黒幕ボビー・アクセルロッドと、米連邦検事チャック・ロードス（ポール・ジアマッティ）が、数十億ドルをめぐり熾烈に争う姿を描いた作品。
脇を固める役者もドラマだけでなく映画でも活躍をしてきた実力派ばかり。チャックの妻ウェンディを演じるのは「サン・オブ・アナーキー」のタラ役のマギー・シフ、ボビーの妻ララは「ウォッチメン」で紅一点のヒーローを務めたマリア・アッカーマン、チャックの部下ブライアンは「Marvel デアデビル」のジェームズ役でお馴染みのトビー・レナード・ムーアが演じている。
（左から）マギー・シフ、マリア・アッカーマン、トビー・レナード・ムーア
重厚なドラマで、出演俳優が、日本の同世代（アラフォーなど）と比べて、大人といった印象。
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