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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ラ・ラ・ランド」(2016)見る(3回目)。

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映画「ラ・ラ・ランド」は劇場公開初日に見て(1回目)、その後、DVDレンタルで、あえて日本語吹替版で見て(2回目)、今回、ブルーレイディスク(BD)で見た(3回目)。

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監督のデミアン・チャゼルの映画についての勉強ぶりはすごいというのは、映画評論家の町山智浩が動画などで語っているが「ラ・ラ・ランド」の下敷きになっているのはフランス・ミュージカルの「シェルブールの雨傘」(1964)。

シェルブールの雨傘」の色使いカラー・コーディネーションがすごいが「ラ・ラ・ランド」でも、衣装シーンのコーディネーションが素晴らしい。チャゼル自身は史上最年少となる32歳アカデミー賞監督賞を受賞した。

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チャゼルはハーバード大学のクラスメートだったジャスティン・ハーウィッツと共に卒業論文の一部として、ミュージカル映画Guy and Madeline on a Park Bench」を製作し、映画監督、脚本家としてデビュー。作品は2009年トライベッカ映画祭などで上映された。ヌーベルバーグの再来とも言われたらしい。

このデビュー作のタイトルのGuyMadelineというのは「シェルブールの雨傘」に登場する男と女の名前(フランス語ではマドレーヌ)。1960年代のフランス・ミュージカルは、アメリカのMGMミュージカルに憧れた人たちが作ったもので「ロシュフォールの恋人たち」(1967)では「ウエストサイド物語」のジョージ・チャキリスまで呼んで出演させている。

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ラ・ラ・ランド」のラストは「IFストーリー」(現実とは異なるもしもの世界)が描かれていて、セブライアン・コズリング)とミアエマ・ストーン)は、別れて別々の人生を歩むことになるが、5年後には、セブは、夢だったジャズの自分の店を開業し、ミアは、ウエイトレスからいまや有名女優になったので、それぞれの夢が叶ったというエンディング。

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【ミアの場合】

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かつては、このコーヒーショップのウエイトレスだったミア

【セブの場合】

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このアイコンタクトだけで十分に伝わる。

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【IFの世界】

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現実にはミアは、別の男(ダンナ)とジャズを聴きに来ている。

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パリの風景(背景)はカラフルでファンタジック。

 

※「ブルーレイ(BD)」で見る。