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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「THE GUILTY ギルティ」(原題:The Guilty、2021)を見る。

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THE GUILTY ギルティ」(原題:The Guilty、2021)を見る。同名のデンマーク映画(2018)のリメイク。オリジナルは辛口批評のロッテン・トマトで100%の満点評価。リメイクは71%。アイディアが秀逸。好物の大どんでん返しがあるというので見た。

ジェイク・ギレンホール主演。監督は「トレーニング・デイ」「イコライザー」「マグ二フィセント・セブン」のアントワーン・フークア。オペレーターが電話だけの音で犯人を追い詰めるサスペンス。

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アメリカのロサンゼルス。911コールセンターは今夜はとくに慌ただしい状況だった。大規模な山火事が発生しており、ハリウッドヒルズはパニック状態になっていた。

オペレーターのジョー・ベイラー(ジェイク・ギレンホール)は今は緊急司令員として勤務する刑事。緊急通報がひっきりなしに鳴りやまず、夜勤しているオペレーターの仕事による負荷はいつも以上で、全員がピリピリしていた。

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そんな中、ジョーはトイレで咳き込みながら吸入器を使って落ち着こうとしていた。

デスクに向かうと、通報に次ぐ通報に対応。そして、また通報があったが、相手からの答えがない。「エミリー」とだけ表示されている。

「お困りですか?」と聞くと「YES」と今にも泣きそうな声で弱々しく返事があった。電話先では何かに話しかけている雰囲気がする。

「話がしたいの」という声からこっそり通報しているのかと直感でわかったジョー。「イエス」か「ノー」かで答えるように、いくつか質問を続ける。「拉致された?」と質問。答えは「イエス」。

どうやらそのエミリーという女性は子どもに電話をするふりで緊急通報したようだ。位置をなんとか聞き出して、警察に接続。

「10号線を東に走行中、ダウンタウンの東だ」と指示を出す。

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航空支援は山火事で無理のようで、交通警察のロドリゲスに白いバンだと特徴を伝える。しかし該当する車を発見できない。高速を封鎖できないと言われ、苛立つジョーは大声で怒鳴りちらす。

ふとジョーは思いつく。あのエミリーの情報の中に緊急連絡先がある、と。さっそくそこに電話をすると、アビーという6歳の女の子がでた。オリバーという幼い弟がいるらしく、ジョーは優しくなだめる。どのような状況になっているのかまったくわからないままに。

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オリジナルのデンマーク映画は、監督も俳優も知名度がなく、一見地味な印象だが、高評価を得たことから、なんとハリウッドでリメイクされた。

登場人物がほぼ一人で、舞台も緊急コールセンターしか登場しなという異色作。オペレーターは電話の声だけで状況を想像しながら推理するので、観る側もオペレーターの目線で見ることになる。

主人公のジョーが8か月前に離婚したこと。ジョーは、翌日に裁判に出廷すること。同僚の刑事に証人を依頼していること。元妻に引き取られている娘の声だけでも聞きたいと元妻に電話するものの、なかなか埒があかず悩んでいることなどが明かされていく。

そんな中で、電話があったのが、どうやら娘と幼い赤ん坊を残して、誘拐されたらしい母親エミリーから電話があったのだ。その娘にも連絡がつき、必ず母親を連れ返すと約束をしたジョー。

エミリーの苦悩と、ジョーの苦悩が重なり合って、なんとか力になりたいと全力で取り組むのだが・・・。結末は意外な展開に進んでいく。

繊細で神経質な役どころなどで光るジェイク・ギレンホールは、顔芸もかなりインパクトがある。

ジョーは、19歳の少年を発砲して死なせてしまった事の裁判が明日に控えていて、同僚に正当防衛だった嘘の証言を依頼していたのだが「見たままを証言してくれ」と頼む。同僚は、今更証言を覆すと、将来はないぞというのだが、ジョーはそれ(有罪:映画のタイトル)でいいというのだった。

こちら。オリジナルの評価

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オリジナルのほうが、はるかにインパクトが大きいようで、オリジナルも見てみたい。