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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

アニメ映画「バケモノの子」(2015)を見る。細田守監督の大ヒット作品。

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バケモノの子」(2015)を見る。「時をかける少女」「サマーウォーズ」などで知られる細田守監督の最大のヒット作品(58.5億円)。7月公開の劇場版アニメ最新作「竜とそばかすの姫」の興行収入が50億円を突破したというので「バケモノの子」を見ることにした。

渋谷の裏世界ともいうべきバケモノたちの世界にある都市・渋天街(じゅうてんがい)を舞台に親子の絆を描いた”新冒険活劇”。

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多々良(顔のバケモノ)と百秋坊(豚顔のバケモノで僧侶)が「人間界(渋谷)に生きる少年(蓮/九太)とバケモノ界(渋天街)に生きるバケモノ(熊獣人の熊徹)」の人生を語る物語。

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両親が離婚し、自分を引き取ってくれた母親とも死別してしまった蓮(声:宮﨑あおい)は、親戚の家から家出をしてしまい、天涯孤独の身となっていた。

蓮は逃げ出した渋谷をさまよっていたところ、渋谷を歩いていたバケモノの熊徹(くまてつ、声:役所広司)と出会う。

そのバケモノの姿に驚きながらも彼を追いかけていた蓮は、そのうちにバケモノたちが住む異世界、“渋天街(じゅうてんがい)”に迷い込んでしまう。

そこで熊徹と再会した蓮は、9歳であることから、熊徹から九太という名前を与えられ、彼の弟子となって暮らすこととなった。

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九太は熊徹のような強さを求めていた。熊徹は渋天街のつぎの宗師となるための条件として“弟子を取ること”を命じられており、自身の弟子となる人材を探していた。

利害関係が一致したふたりはともに稽古を行い、ともに暮らしていく。最初こそぎこちない関係のふたりだったが、すぐに意気投合し、本当の親子のような関係と絆を育んでいった。

そして時は流れ、8年後。九太はふとしたことから、ふたたび渋谷へと訪れていた。久しぶりに訪れた渋谷で知り合った高校生の少女・楓(広瀬すず)と出会った九太は彼女に惹かれ、勉強を教えてもらうために何度も渋谷と渋天街を行き来するようになる。

それを知った熊徹は激怒。ふたりの言い争いは、激しい喧嘩へと発展してしまう。そして九太は、幼いころに生き別れた実の父親と再開し・・・。

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映画は賛否両論あったようだ。前半はまずまずだが、後半はストーリーが支離滅裂というのが否定派の意見。画面を見ていれば分かることを説明しすぎるというのもあるという。

人間社会と、バケモノ世界を行き来する主人公がたくましくなっていく成長物語みなしごハッチ状態でバケモノの世界に足を踏み込んで、そこで、乱暴な物言いの気性の荒い師匠と親子のような関係を築くが、人間世界に戻ったら、急に何年も分かれていた実の父親が現れるというのもご都合主義を感じる。

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渋谷の街並みなどで「カラオケ」の看板屋、薬局など、細部にわたってリアルに再現されているのが面白い。アニメの背景の再現にはいつも目を見張るものがある。「君の名は。」「天気の子」などと比較するとやや荒削りな印象だが。

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バケモノの世界の町並み

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