最近、アマゾンで購入した「世界最高の話し方」という本の著者・岡本純子という人のカタカナのタイトルがスゴイ。「エグゼクティブ・スピーチコーチ コミュニケーション・ストラテジスト」だ。
ここでいうエグゼクティブというのは、社長や大企業の幹部のことで、そうした人たちを対象にスピーチの仕方を伝授するコミュ二ケーション戦略家ということになる。
著者の経歴もすごい。日本の大学(早稲田大学政治経済学部政治学科)を卒業後、英ケンブリッジ大学院国際関係学修士。米MIT比較メディア学客員研究員などを歴任。読売新聞社、電通パブリックリレーションズなどを経て、米国で、専門家から「グローバルリーダー」のコミュニケーション術を学び、自身で会社を立ち上げ、大手都市銀行、大手電機、自動車、通信メーカーや外資系のリーダーなどにプレゼンやスピーチを教えてきた”家庭教師”という。
「映画」のタイトルでカタカナが多いというのは、何度も記事にしてきた。やり玉に挙げてきたのは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・~」といった映画(笑)。「リバー・ランズ・ㇲルー・イット」などは、「担当者出て来い!」とguchさんも叫んでいたほどだ。
役職・肩書は、日本の伝統的なものは、会社でいえば、一般社員、主任・係長・課長・次長・部長・本部長(事業部長)・常務取締役・専務取締役・代表取締役社長・会長とわかりやすかった。ところが、近年は、外資系を中心に、カタカナが多くなっている。
エバンジェリスト、パブリシスト、インテグレーター、フェロー、アーキテクト、バイスプレジデント、マーチャンダイザー、リードトレーナー、アソシエイト、スーパーバイザー、コンダクター、アナリスト、シニアアナリスト、シニアスタッフ、プロフェッショナル、スペシャリスト…と面食らうほどだ。
昔からカタカナ業種、職種はあった。
ツアーコンダクター、メイキャップアーティスト、トリマー、カラーリスト、カスタマーエンジニア、セールスエンジニア、インテリアコーディネーター、ゲームクリエイター、ファイナンシャル・プランナー、フラワーコーディネーター、ウェディングプランナー、アナリスト、フードコーディネーター、テクニカルライター、スポーツインストラクター、 テレホンオペレーター、ホームヘルパー、スタイリストなどだ。
生命保険の外交員は、求職ではセールスレディになり、清掃係はクリーニングレディ、クリーニングスタッフになり、映画「ウエストサイド物語」のリメイクは「ウエストサイド・ストーリー」になるらしい(笑)。