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映画「ジョーズ」(原題:JAWS、1975)を再見。

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ジョーズ」(原題:JAWS、1975)を再見した。スティーブン・スピルバーグ監督の初期の作品の傑作の1本で、人喰いザメの恐怖を描いている。1977年に「スターウォーズ」が登場するまで、世界興行収入の1位を維持していた。

タイトルのJAWSは、上下のあご(JAW)のことで複数形(JAWS)で、英語圏では、サメということではなく顎(あご)と認識されている。恐怖を煽るようなテーマ曲は、ストラヴィンスキーバレエ音楽春の祭典」(1967)という曲を元ネタとしている。実際に聴いてみると、よくわかる。

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こちらが「ジョーズ」のオリジナル。

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それはともかく、登場する3人の主役である警察署長(ロイ・シャイダー)、海洋学者(リチャード・ドレイファス)、サメ・ハンター(ロバート・ショウ)の船上でのやり取り、サメとの遭遇シーンが圧巻。

・・・

アメリ東海岸に位置する穏やかな町・アミティ島。夕暮れ、ビーチパーティの参加者の1人であった若い女性クリッシーが1人で薄暗い海で泳いでいると、突然、何かに襲われ、そのまま水中に引き込まれて行方不明となる。

翌朝、前年にニューヨーク市警からアミティに赴任してきた警察署長のマーティン・ブロディ(ロイ・シャイダー)は、浜辺に女性の死体の一部が打ち上げられたと連絡を受ける。

検死の結果、サメの可能性が高いと聞いたブロディはすぐにビーチを閉鎖しようとするが、ボーン市長ら町の有力者たちは町にとって夏の観光収入は大事だと説いて反対する。

結局、閉鎖はされず、検死報告書も市長の意を受けてボートのスクリュー事故に書き換えられてしまう。その結果、数日後に今度は昼間に大勢の目の前で一人の少年アレックス・キントナーがサメの犠牲になり、人喰いザメの存在が町に知れ渡る。

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少年の両親は息子の仇を取るためにサメに3,000ドルの懸賞金を掛けようとする。ブロディは混乱をもたらすとして反対しようとするが、逆にサメの被害を知っていたのに適切な措置を取らなかったとキントナー夫人から責められる。

また、地元のプロのサメ・ハンターであるクイントは、懸賞金額が低くサメを舐めていると侮蔑し、10,000ドルでなければ動かないと宣言する。

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     懸賞金ほしさにサメを探す素人のハンターたち

結局、懸賞金に釣られて町の人間のみならず、島外からも素人のハンター達が押し寄せてくる。ブロディは、海洋研究所に依頼してサメの専門家を派遣してもらうように手配し、そこでやってきた若い海洋学者マット・フーパー(リチャード・ドレイファス)は、クリッシーの遺体の傷口から、標的はかなり大型のサメだと指摘する。

その中で、ハンターの1人によって2メートルを超える大型のサメが捕らえられる。ボーン市長を始めとして町の住人達は詳しく確かめもせず、このサメが犯人に違いないと言い、1年で最も書き入れ時の独立記念日の祝日には間に合ったことに安堵する。

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 捕まえたサメは、探しているさめではなかった(奴はもっと大きい)

しかし、フーパーは冷静にこれがイタチザメであることや、女性を襲ったサメはもっと大きいことを指摘するが誰も聞き入れない。

夜半、ブロディとフーパーはこっそりとイタチザメの腹を捌き、人喰いザメでないことを確認する。そして、フーパーの調査船で2人は海に出て真の標的を探そうとするが、その中でサメ狩りに熱心であった地元漁師ベン・ガードナーの船を発見する。

キューバダイビングスーツを着たフーパーは船を調査し、ホオジロザメの巨大な歯を発見し、これが自分たちが探している人喰いザメだと確信する。ところが、直後に発見したガードナーの死体に驚き、証拠となる歯は落としてしまう。

翌7月4日(独立記念日)。ブロディとフーパーは改めてボーン市長に閉鎖を求めるが、証拠の歯を無くしたこともあり信じてもらえず、浜辺には地元民やたくさんの観光客が集まる。

そこにサメが現れ、再び犠牲者が出る。ブロディはボーン市長にクイント(ロバート・ショウ)を10,000ドルで雇うことを要請し、今度は市長も自分の息子も浜辺にいて恐怖を感じたことなどを挙げて要請を認める。

依頼を受けたクイントは、ブロディとフーパーも同船することを渋々認めつつ、あくまで自分が船長で、サメ狩りのプロであり、自分の命令は絶対に聞くように言い、横柄な態度を取る。

船は沖に出て、サメをおびき出すために、エサを巻きちらし、サメが現われるのを待つのだが、それは突然やってきて・・・。

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     結局、こうなってしまい・・・。
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 サメ・ハンターのロバート・ショウが存在感があった。最初は、署長や海洋学者とそりが合わなかったが、海洋学者と自分がサメによって傷をつけられたなど「キズ自慢」で打ち解けて、お互いに笑い合う間柄になった。ロバート・ショウは、最後には、サメの餌食になってしまうが。

サメの口にガスボンベを投げ込み、銃で撃って爆破してサメ退治に成功。しかし、犠牲者が何人も出た。サメの出没で海開きを中止するよう市長に求めたが、夏のかきいれどきだと受け入れられなかったが、犠牲者が出て初めて失敗を認めた。

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↑こんな言葉も飛び出して思わず笑ってしまった(笑)

Netflixのいいところは、映画のセリフ(オリジナルのセリフ)を設定により字幕で見ることもできる点だ。Netflix に加入している理由の一つがこれで、この機能は結構気にいっている。文字で見れば理解できるのに、リスニングとなると、聴きとれないことが多く、相当の訓練が必要になるからだ。まだまだ修行が全然足りない((´;ω;`)ウゥゥ。