「スカイスクレイパー」(原題:Skyscraper、2018)を見る(Netflix)。監督のローソン・マーシャル・サーバーと主演のドウェイン・ジョンソンが「セントラル・インテリジェンス」以来2度目のタッグを組む。共演はドラマ「ハウス・オブ・カード」のネーヴ・キャンベル。タイトルは「摩天楼(高層ビル)」の意味。
ドウェイン・ジョンソンは、身長196cm、体重118kgの巨漢で、リングネーム「ザ・ロック」の元プロレスラーとアメフトのバックグラウンドを生かし「ワイルドスピード」シリーズなどの素手のアクションで強みを発揮している。2016年にはフォーブス誌の「最も稼いだ男優2016」で第1位を獲得(推定収入は6,450万ドル=約65億円)。
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香港にそびえ立つ高さ1,000メートルを超える超高層ビル“ザ・パール”を舞台に、ある事件で片足を失い義足となった元FBI人質救出チーム隊長(ドウェイン・ジョンソン)が、警察と謎の組織の双方から狙われながらも、愛する家族を救い出そうと闘うアクション。
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ストーリーは「ダイ・ハード」と「タワーリング・インフェルノ」をミックスしたような内容で、2作品に酷似していると批判があったという。
アクション俳優といっていいドウェイン・ジョンソンが義足のハンデを乗り越えて、アクションに取り組み、スーパーマン的な活躍を見せる。
超高層ビル「ザ・パール」の98階に家族と暮らしていた元FBI交渉人の男がザ・パールのオーナーであるツァオに呼び出され、ビルのアクセス権限のマシンコードを託され、24時間以内に安全管理システムを分析するよう依頼される。マシンコードを狙うテロリストが現われ、猛火に包まれたビル内で、テロリストたちと闘うが、ドウェイン・ジョンソンが、綱渡りのアクションを見せる。
実際のビルを使った撮影の「ダイ・ハード」(1988)と比べて、今回の「ザ・パール」ビルはCGを使った架空のビル。数々のCG技術を駆使したハイテクの映像がリアルに迫ってくる。