「ストレンジャー・シングス 未知の世界」（原題: Stranger Things）シーズン1（全8話、2016）を見る。1980年代の小さな町ホーキンスを舞台に、少年ウィルの失踪事件を巡り、家族や友人、地元警察が不可解な事件に巻き込まれていくスペクタクル・アドベンチャー。
テンポのいい展開のミステリー・ホラー映画で2日間で一気見完了！。
監督・製作はザ・ダッファー・ブラザース。数人の子供たちが行方不明の友人を探すが、そこに立ちはだかる「モノ」がいたという話。
映画「プリズナーズ」で主演のヒュー・ジャックマンが行方不明の娘を探すというストーリーにヒントを得たといい、モンスターが人間を食べるといった、子供っぽい繊細な部分があるスートリーにした。
さらに冷戦時代に政府が行った「MKウルトラ計画」にも興味を持ち、それにより作品の時代設定は1980年代になり、結果としてこの時代の映画へのオマージュとなる作品となった。MKウルトラ計画とは、中央情報局(CIA)科学技術本部がタビストック人間関係研究所と極秘裏に実施していた洗脳実験のコードネーム。
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1983年11月6日、インディアナ州のホーキンス国立研究所付近で、12歳の少年ウィル・バイヤーズ（ノア・シュナップ）が失踪する。ウィルの母のジョイス（ウィノナ・ライダー）は必死に息子を探し、警察署長のジム・ホッパー（デヴィッド・ハーバー）が捜査を始める。
頭を剃った謎の少女エル（ミリー・ボビー・ブラウン）が現れ、ウィルの友達の少年たちと知り合いになる。失踪事件は続き、エルは不思議な能力を見せる。ホッパーは研究所を調べ、超自然現象が研究されていたことを知るが、捜査は妨害される。エルは研究所で自分が実験台であったことを思い出し、少年たちと協力して、ウィルを救い出すために"裏側の世界"に入る。
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超自然現象と超能力を研究する政府の研究所（ホーキンス国立研究所）は、要塞の様な場所で、極秘裏に人体実験を行っているが、実験にする子供たちを物色するところが恐ろしい。
また、すべてが極秘のため、情報を知った人物を探し出すシーンなどは大掛かりで、徹底している。その秘密を知ってしまった警察署長を演じるデヴィッド・ハーバーは、はじめは頼りなさそうな人物に見えたが、体を張って戦う姿は、まわりからも頼られる存在になっていく。
子供たちはみな好奇心旺盛で、冒険心が強く、生き生きしている。
現実の世界と並行して「裏側の世界」があることが示され、そこでは、蝋が溶けたような暗黒の世界で、ヒトなどを捕食する異形の怪物が存在する。人体実験にされた子供は、特殊能力を持ち、怪物と闘える能力も付与される。怪物は映画「IT（イット）」のような存在で、壁をもつき抜けてしまう。
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シリーズは「シーズン2」（全9話、2017年）、「シーズン3」（全8話、2019年）「シーズン4」（2021年）と続く。「シーズン3」は、世界で4,400万世帯が視聴するという記録を打ち立てている。
