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映画「ザ・セイント」(2017)を見る。

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ザ・セイント」(2017)を見る。世界を股にかけて活躍する大泥棒サイモン・テンプラー、別名“セイント”の神出鬼没の活躍を描く。

もともとは1960年代のロジャー・ムーア主演のドラマ「ザ・セイント 天国野郎」がベースのリメイク。1997年に同名のリメイク作品もある。

中身はほとんど海外版「ルパン三世」といった内容。手口のスピーディさは「ミッション・インポッシブル」のような洗練さがあり、アクションとしても見ごたえがあったが、あまり後に印象が残らない。

Netflix配信映画には、”玉石混合”があり、「Mank/マンク」のようなダイヤモンドのような輝く映画もある一方、この「ザ・セイント」のような、B級の石ころのような?作品もある。

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モスクワで悪徳軍人と武器商人の密売取引に潜入したサイモンは、両者を騙して金塊の強奪に成功する。しかし、そこで因縁のあるFBI捜査官クーパーと鉢合わせしてしまう。逃げ延びたサイモンは、盗んだ金塊を現金に換え、慈善団体に寄付してしまう。

同じ頃、ナイジェリア大統領が寄付金25億ドルを紛失させるという事件が発覚。サイモンとパートナーのパトリシアは、ある銀行家が事件に関与していると見抜くが、接触した当人から、誘拐された娘を助けてほしいと相談される。

セイントは幼い頃、テストの回答を盗むために友人と共に学長室に入ったことがあった。友人達がテストで全問正解したため、そのことはすぐに学長にバレた。セイントは浅はかな友人を責め、殴り合いの喧嘩になる。父はセイントに、なぜ盗みを働いたのか質問。なぜなら、セイントは回答を盗まなくてもテストで全問正解できるほど、優れた頭脳の持ち主だったからだ。

セイントは涙ながらに、人に好かれたかったからだと答えた。セイントは父が何の仕事をしているか知らなかったが、金持ち一家として嫌われていることを悲しんでいた。父はそんなセイントに、テンプル騎士団のシンボルの指輪を見せた。

セイントが指輪を調べると、中に模造のダイヤモンドが入っていた。そのダイヤモンドに光を当てると、暗号文が浮かび上がった。その暗号文を解読するには、周波数を合わせるためのキーが必要だったのだ。

指輪を持っていたのは、セイントの両親を殺した男から贈られたことがわかる。セイントはやがて、ある男の腕に彫られている入れ墨が、両親を殺した男と同じことに気づく。そして、その男ザンダーは、セイントに格闘技を教えてくれた師でもあった。

ザンダーはセイントの両親を殺した後、指輪を奪ったのだった。ザンダーはクーパーによって逮捕されるが、すぐに出ることができると余裕の表情を見せた。

だが、ザンダーはテロ組織と関わりがある容疑者として逮捕されるため、無期限で勾留されることになっていた。クーパーはその事実を伝えた後、セイントを逮捕しようとするが、既にセイントの姿はなかった。