少々古い統計だが、国連が今年春に発表した「世界幸福度ランキング2020」では、日本はなんと、64位という”衝撃”の低さだった。
上位は、ほとんどが北欧、ヨーロッパ諸国だった。イスラエルやコスタリカのほうが、日本よりはるかに幸福度が高いとは…。
アジアでもっとも高いのが台湾。これはわかる気がする。長期に住んだことはないが、台湾には、出張ベースで延べ半年間はちょこっとだけ滞在している。
個人的に一番の理由は「居心地のよさ」があげられる。一般的に「親日」ということもあるが、適度な心地よい距離感、食事のおいしさ、サバサバした人間関係、などなど。
■台湾が幸福度が高い理由はこちら:
■世界幸福度ランキング2020
③スイス
⑥オランダ
⑧ニュージランド
⑪カナダ
⑫オーストラリア
⑬英国
⑰ドイツ
⑱米国
⑲チェコ
⑳ベルギー
・・・
㉔フランス
㉕台湾
㉚イタリア
62日本
首位は3年連続でフィンランド。また上位はほぼ北欧諸国が独占した。
G7諸国では、カナダ11位、英国13位、ドイツ17位、米国18位、フランス24位、イタリア30位。
一方、日本は62位だった。他のアジア諸国では、台湾25位、サウジアラビア27位、シンガポール31位、フィリピン52位、タイ54位、韓国61位、香港78位、中国94位だった。最下位はアフガニスタン。
日本で評価が低い項目が「寛容さ」と「主観満足度」。寛容さは1ヶ月以内に寄付をしたかが設問になっており、寄付文化の薄い日本では加点しにくい。
一方、主観満足度は、日本は非常に低い。こちらは、人生評価において楽しいか、辛いかという主観質問への回答。日本は、主観レベルが非常に低いことがわかる。