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映画「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」(2019)見る。

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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」(原題:It Chapter Two、2019)を見た。2017年公開の「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」の続編。タイトルが紛らわしいが、続編には「THE END」の文字が加わっている。そもそも「IT/イット」は1990年公開のホラー映画。2017年にリメイクされたのが「IT/イット “それ”が見えたら、終わり」。

オリジナルもリメイクも見ていないが、人間の弱さに付け込む不気味なピエロ、ペニーワイズは「それ」と呼ばれ、それに翻弄される人々を描いている。「IT/イット」は、物語前半は幼少時代、後半は大人になった現代のパートに分かれている。

大人になったルーザーズ・クラブの面々を演じるのは、ビル役のジェームズ・マカボイ(「X-MEN」シリーズ)、ベバリー役のジェシカ・チェステイン(「女神の見えざる手」)など。監督は、前作から引き続きアンディ・ムスキエティが務めた。脚本も、人気ホラー「死霊館」シリーズも手がけるゲイリー・ドーベルマンが続投。

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メイン州、デリー。前作から27年後。同性愛者のカップルを見掛けた地元の不良が2人を襲撃。1人が散々殴られたあげくに川へ放り込まれる。

安否を心配したパートナーが川岸へ来ると、向こう側で金色の目をしたペニーワイズが恋人を食い殺してしまう。大量の赤い風船が辺りを埋め尽くし、気づくとペニーワイズは恋人と一緒に消滅。

ルーザーズ・クラブのうち、1人だけベリーに居住を続けていたマイクは警察無線で事件を知り、メンバー全員にデリーに戻るよう連絡を入れる。

それぞれ成功を納めていた面々だが、スタンリーはマイクと電話で話した後に自殺してしまう。

ビバリー(ジェシカ・チェステイン)は、出発を反対する夫から暴力を振るわれるが反撃し、荷物を掴み結婚指輪を置いて、デリーへ向かう。

デリーの中華レストランでルーザーズ・クラブは久し振りに再会。卒業アルバムに唯一名前を書いてくれたビバリーにずっと心を寄せていたベンは、満面の笑顔を浮かべる。

近況を報告し合い、スタンリーだけが姿を現さないことを気に掛けながらも、みな楽しい時間を過ごすのだが・・・。

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「それ」と呼ばれるペニーワイズが27年毎に現れる設定のため27年ぶりにリメイクが登場。ペニーワイズは、典型的なピエロといった道化師の出で立ちをした悪魔。対象を威嚇・捕食する際は鋭い牙を剥き出す。古来より、デリーに27年周期で現れ、その都度事故や天災に見せかけては住人を襲っていた。

捕食対象は子供、夢を抱く思春期の少年少女。相手が恐怖と感じる物の姿に変化する。物体を動かす・幻覚を見せる・神出鬼没など超常的な能力を持つ。ほとんどの大人には見えない。基本的には多感で夢を持つ子供のみに見え、恐怖を与えるほどに美味になることから様々な幻術で対象を追い詰める。

同じステーヴン・キング原作の「シャイニング」へのオマージュとみられるシーン(「お客さんだよ」)なども登場。とにかく不気味で、グロテスクで気味の悪いシーンが続く(R15指定)。グロシーンも、もう限界で、究極のような気がして、あまり驚きはない。このシリーズは1本で十分か。

 

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