fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「キングダム」(2019)を見る。ノーカット版地上波放送。

f:id:fpd:20200530002437j:plain

映画「キングダム」を「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系、午後9時)で見た。放送時間を45分拡大し本編ノーカットで地上波初放送だが、細切れで入るCMがじゃま。原作は原泰久のマンガ。この映画は、昨年の実写映画では興行収入57億3000万円を記録して2019年の1位。全カテゴリーでは、アニメの「天気の子」が140億でダントツ1位。

f:id:fpd:20200530002528j:plain

  f:id:fpd:20200530003323j:plain

・・・

中国の春秋戦国時代を舞台に、後に始皇帝となる秦王・えい政ら英雄たちのドラマが描かれる。舞台は紀元前245年、中華西方の国・秦。戦災孤児の少年・信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、「天下の大将軍」を夢見て育った。

ある日、漂は王都の大臣・昌文君(しょうぶんくん、高嶋政宏)に連れられて王宮へ。その後も一人で鍛錬を続けていた信の前に数年後、致命傷を負った漂が現れ、地図を手渡し息絶えた。

地図を頼りに小屋へたどり着いた信の前に現れたのは、漂にうり二つの、王都を追われた若き王・えい政(吉沢、二役)だった。漂がえい政の影武者として命を落としたことを知った信は激怒するが、漂の遺志を受け止め、王宮奪還を目指すえい政と行動を共にする。

山の民の末裔(まつえい)の河了貂(かりょうてん、橋本環奈)や昌文君、えい政に忠誠を尽くす武将・壁(へき、満島真之介)らも合流。

中国統一を夢見るえい政と共に、王座奪還を目指す。かつて友好関係にあった山の民を率いる楊端和(ようたんわ、長澤まさみ)に協力を要請しようとするが・・・。

・・・

f:id:fpd:20200530002618j:plain

CGも駆使したスケールの大きなアクション史劇で、秦の始皇帝前夜を描いている。長澤まさみのまさかの登場シーンは驚きだった。見た目も「ワンダーウーマン」並みで、初というアクションをみせつける。かっけー!?

f:id:fpd:20200530002657p:plain 

伝説の大将軍を演じているのが大沢たかおで、独特の話し方で、とらえどころのない人物。一大ブームを巻き起こした「セカチュー(世界の中心で、愛を叫ぶ)」で長澤まさみ大沢たかおの共演も15年前になる。

橋本環奈は、山の民の出身で、信(山崎賢人)たちについていき、山の民の援軍を得るために、通訳の役割も果たす。敵から毒矢を奪い、その毒矢を使って命拾いすることも。

f:id:fpd:20200530002735j:plain

えい政の弟・成蟜(せいきょう)を演じる本郷奏多は、王座を奪おうとクーデターを起こす非道な男を熱演している。

 既に続編の制作が決定しており、ストーリーから言えば、次回が「本編」で、今作は予告編といった位置づけかも知れない。