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映画「スペンサー・コンフィデンシャル」(2020)を見た。マーク・ウォールバーグ主演。

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スペンサー・コンフィデンシャル」(原題:Spenser Confidential、2020)を見た。Netflixオリジナル映画で、原作はベストセラー作家ロバート・B・パーカーのハードボイルド小説「スペンサー・シリーズ」。

バーニング・オーシャン」「パトリオット・デイ」などのピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグが再び組み、ラッパーのポスト・マローンのほか、アラン・アーキン、イライザ・シュレシンガーらが共演する警察の腐敗を暴いたアクション。マーク・ウォールバーグは制作にも名を連ねる。

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頑固できれやすいボストン警察の警察官スペンサー(マーク・ウォールバーグ)はある殺人事件を隠蔽したボイラン警部と口論になり、加重暴行で刑務所に収監されてしまう。

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5年後、元警察官の厳しい刑期をたくましく終えてスペンサーは出所となる。スペンサーの出所後の夢はトラックの長距離運転手になりボストンを出て暮らすことだ。 出所後、スペンサーが世話になっている格闘技のトレイナーのヘンリー(アラン・アーキン)が迎えに来てくれていた。当面の住居もヘンリーの自宅だ。そこでは身体の大きな格闘家の卵ホーク(ウィンストン・デューク)がルームメイトとして一緒に住むことになる。

出所翌日に、事件が起こるスペンサーが刑務所に行くことになったきっかけのボイラン警部が惨殺死体で見つかったのだ、犯人は早々に見つかり、同じ警察の悪徳警官のグレアムがボイラン警部を殺したと言うのだ。そしてグレアムは自殺し死体で見つかる。

スペンサーはグレアムの死を不審に思い、独自に調査を行い始める。警官のたまり場のバーや、周辺の監視カメラの映像から全てがグレアムが犯人である証拠は出てこない。スペンサーは殺害現場を調査するとそこには元相棒のドリスコルがくわえている爪楊枝が落ちていた。

 

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「L.A.コンフィデンシャル」や「チェンジリング」など警察の不正・隠蔽を暴いた作品は多いが、「スペンサー・コンフィデンシャル」も同系統の映画。警察の上層部は、一介の警察官が、警察内部の不正・汚職の証拠を挙げても握りつぶしてしまう。

しかし、最後の究極の一手(大量の麻薬に関与していたことを示すブツを目の前に見せられて)で、笑って認めざるを得ない。

真相が明かされたとき、スペンサーは悪徳警官らを逮捕したことで、マスコミに大きく報道され、妻とも寄りを戻すことになる。二人には、愛犬パーマーがそれまでのようについていくのだった。

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素手の喧嘩のアクションの他、スペンサーと相棒が悪徳警察官のアジトに「ブラック・ベティ」と呼ばれる戦車のようなトラックで突っ込むシーンは痛快・爽快。悪徳警官らに鉄槌を下すことになる。このトラックがすごい。スペンサーが要塞のようなアジトに対して「策がある」というのがこのトラックだった。「激突!」(1971)のタンクローリーも真っ青の代物だ。

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予告編:

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