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★「キネマ旬報ベスト・テン第1位映画鑑賞会と授賞式」④

キネマ旬報ベスト・テン第1位映画鑑賞会と授賞式では、11時開場の30分前には文京シビックホールは長蛇の列がフロア3階分くらい埋まっていた。熱心な映画ファンが多い。映画が3本上映されたが劇場と遜色のないスクリーンの大きさでブルーレイ上映だった。

1番目に上映されたのは、ベスト・テン1位の「ジョーカー」が都合により上映されず、代わりに5位の「グリーンブック」が上映された。休憩を挟んで2番目に「i ー新聞記者ドキュメントー」、メインの授賞式があり、最後に夜7:15~「火口のふたり」が上映された。

3本を一日で見たので、簡単に。

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■「グリーンブック

昨年2月に鑑賞済み。2019年度の外国映画では1位に押した作品だった。

今回2度目の鑑賞だが、ドン"ドクター"シャーリーを演じたマハーシャラ・アリが「品位」を重んじる役を演じ「ムーンライト」(2017)についで「グリーンブック」(2019)で2度目のアカデミー賞助演男優賞を授賞。

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■「i ー新聞記者ドキュメントー

大ヒット作「新聞記者」のプロデューサーが放つ衝撃のドキュメンタリー! 「A」や「FAKE」で知られる森達也監督が、東京新聞社会部記者・望月衣塑子(いさこ)の姿を通して日本の報道の問題点に迫っている。望月衣塑子の食べるシーンや、探し歩く場所が見当たらず迷うシーンなどがドキュメントならではのリアル感があった。「i」は、一人称の「私」のこと。

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■「火口のふたり

いとこ同士で幼なじみのふたり。20歳前後の時に恋人関係に。その後別れてそれぞれの道へ。賢治(江本佑)は結婚するが、子供が1歳になる頃、離婚。それから数年後、直子(瀧内公美)は10日後に結婚を控え、賢治と再会。直子の婚約者は自衛官。1週間任務で不在。直子が「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」と賢治を誘うのだが・・・。映画は、結婚前に昔の恋人と再会し、抑えきれない衝動の深みにはまっていく危ういふたりを描いている。未来を見据えて選んだ結婚と、本当に好きな人との恋愛、どちらが正しい選択なのか?という究極の問いを観る者へ投げかける。R18指定で、AVのようなものかと思ったが、登場人物がほぼ2人だけで「身体の言い分」でぶつかり合うシーンの連続。宣伝文句は「大人の愛の映画」ということだが生々しすぎる。賢治役の江本佑が短髪坊主頭で時々秋田弁を話す。瀧内公美がアラサーで大人びた印象。瀧内にとっては飛躍の映画となったようだ。過激なシーンが多い(というよりほとんど)なので、誰にでもおすすめという映画ではない。「火口」は、富士山の火口のこと。

 

キネマ旬報ベスト・テン」授賞式に参加するには、いくつかの方法があるようだ。招待状が確実なのは、キネマ旬報の年間定期購読者で、参加できるようだ。映画検定1級合格者招待というのがあり、座席がざっと20ー30席確保されていた。抽選による「招待状」獲得というのもある(250名前後)。「Gyao招待」というのもあった。キネマ旬報を販売する都内の有力書店枠があるようだ。キネマ旬報ベスト・テン号(今年の場合は2月下旬号、2月5日発売)の発売日に、都内の有力書店で「ベスト・テン号」を購入し、招待状を受け取るという方法だ。ここ何年か、同じ書店でベスト・テン号購入時に希望は「招待状」をお渡ししますというところがある。

都内であっても、駅ナカにあるような書店では、2-3か所見たが、ベスト・テン号の販売だけだった。「〇〇書店の○○(地名)店」とそれ以外に〇〇映画館で「招待状」を先着で何人かはゲットできるようだ。来年もできれば「〇〇書店の○○(地名)店」に行ってみようかと思う。

 

(この記事,終わり)