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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★時代の流れはテレビからYoutubeへ。

テレビ番組が面白くなくなってから久しい。民放のテレビ界の一番の課題はスポンサーの確保。番組を製作するのにスポンサーがつかなければ番組の提供ができない。そのスポンサーや広告制作を牛耳る電通などが費用対効果からYoutubeにシフトしているという。かつての娯楽の王様は何処へ…Youtubeへ…か?。

視聴者も似たりよったりのテレビのグルメ番組やクイズ番組、同じニュースの垂れ流しなどつまらないテレビ番組よりも、自分の好みにあったYoutubeから情報を「選択」できる時代になった。

Youtubeでは著名人、アマチュアを含めて様々なジャンルがあるが、登録者数ランキングでは、トップの「はじめしゃちょー(hajime)」は820万人。2位の「Hikakin TV」が773万人など、数百万人規模の登録視聴者がいる。こうしたインフルエンサーは、黙っていても広告収入が、年間で億単位で入ってくるという。

■毎日更新をチェックして見ているYoutubeは、約20くらいあるが、知的好奇心を満足させる教育系では「メンタリストDaiGo」(総合71位、167万人登録、以下同様)、「中田敦彦Youtube大学」(116位、136万人)、「Youtube講演家 鴨頭嘉人」(225位、80万人)、あとは趣味・語学系(「映画で英語」など)など。「立花孝志」(384位、52万2000人、N国党)も不定期ながらフォローしている。

面白いのは人気Youtuber同士のコラボだ。お互いに、Youtuberは、刺激し合って登録者数を増やしたりしている。先日は「中田敦彦vs.ホリエモン」があり、12月には「鴨頭嘉人vs.立花孝志」のコラボがある。「DaiGo」と「立花」はお互いのYoutubeで、アドバイスしたり、たたえ合ったりしている。炎上も計画的な確信犯で、チャンネル登録数を増やすのが目的のようだ。

■ところで、埼玉県では10月27日に参議院議員補選があるが、前・埼玉県知事が、もともと2期8年というそれまでの規約を自身が3期に変え、3期の予定がさらに4期16年務め、71歳で参議員補選に出ることになった。

その補選というのも、前参議院議員が埼玉県知事になり、入れ替わる形になった。補選は、無風で前知事が当選かと思われたが、そこに対抗馬として登場したのが立花孝志だ。一気に風雲急を告げる”桶狭間の戦い”の様相となった。

実績の前知事か、かのホリエモン堀江貴文)もポスター責任者と名前が大きく出ている立花のYoutubeによる選挙で逆転するのか見ものだ。20%台の低投票率なら逆転の目も十分にありそうだ。

選挙権があるが、実はどっちもどっちで、できればほかの候補者が出れば投票したいくらいだが、実はこの選挙は複雑で、前知事は無所属で、与野党のどちらも色がつかないような戦略。与野党与野党で、対立候補者なしという珍現象なのだ。

立花にしてみれば、自分が現職の参議院議員(1か月前になったばかり)の職を辞職して、新たに補選に打って出るという、通常はありえないことだが、マイナスは一切ない。というのも、自身が辞職することで、繰り上げ当選になる人物がN国党の議員だからだ。うまくすれば議席増だ。埼玉補選で仮に負けても、その先の衆議院選も視野にあるようだ。既得権益をぶっ壊すというメッセージが若い世代に伝わるかどうか。

 

まったく記事にもならないローカルの目立たない選挙だが、実は面白い選挙になりそうなのだ。