江口のりこの中国人役が面白いと評判だ。
「わたし、定時で帰ります。」では主人公・東山結衣(吉高由里子)が行きつけの中華料理店「上海飯店」の店主・王旦役。まさかのカタコトの日本語を話す中国人役だった!その演技派ぶりがおかしく絶妙!(笑)。
3年くらい前に、高畑淳子が「ナオミとカナコ」で雑貨屋の中国人女社長役を演じて話題になったが、江口のりこの場合には、まるで自然で誇張もなく”なり切り”で、態度、言葉使い、ジェスチャーから、ルックスまでも完璧。とくにあのルックスなので(笑)全く違和感がない! 常連客が飲んでいる間は、ヘッドホンで音楽を聴いているのだ。
声もでず、固まっている二人をよそに、晃太郎は突然その場で寝始める…。
その日の帰り道、結衣に突然実家の父から「お母さんが家出した」と連絡が入る――。一方、福永から予算に見合わない新規案件が制作4部に舞い込んできて…。
その日の帰り道、結衣に突然実家の父から「お母さんが家出した」と連絡が入る――。一方、福永から予算に見合わない新規案件が制作4部に舞い込んできて…。
晃太郎は、酔っ払った時のことを全く覚えていなかったが、なにかおかしなことを言ったと感じて、中華料理店に行き、店主(江口のりこ)に聞くと、「そうだよ。大変だったよ。結衣と恋人の前で、いまでも結衣が好きだと言ったよ」だった。
結衣と父親の世代間ギャップも面白かった。
父親は昭和の時代の仕事人間、その娘は、前の会社で残業・残業で大変だったいきさつから、転職した今の会社では、”定時で帰る”を原則にしている。家庭を顧みず、仕事の付き合いだと言って家族に構うことなく過ごし、妻の還暦の誕生日も忘れゴルフへ。妻は置き手紙で、離婚を突きつけるのだが・・・。
結衣が父親に思っていることをズバリというシーンは説得力があった。
後で言いすぎた事を謝るのだが、父親も家事一切しなかったことなどを反省し・・・。
仕事とは、働き方とは・・・を現代風に問いかけていて、面白い。
次回(第8話)も見逃せない。