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★映画の”決闘”名シーン★「ウエスタン」(1968)。

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新宿歌舞伎町にかつてあった映画館「新宿プラザ」(跡地は現在の新宿TOHOシネマ)の記念すべき上映映画第1作が、名優ヘンリー・フォンダが珍しく悪役を演じた「エスタン」(原題:Once upon a time in the west, 1968)だった。共演は「バルジ大作戦」でも共演したチャールズ・ブロンソンのほか、「墓石と決闘」のジェースン・ロバーツ、紅一点で「ブーべの恋人」のクラウディア・カルディナーレなど。
 
この映画は、大型スクリーンの70ミリ映画が幅をきかせていた時に登場した「D150」(ディメンション150)と呼ばれたカーブを描くようなスクリーンが使われていた。
 
超大型で中心部が奥に深く湾曲したスクリーンは、まるで投影されている映像に囲まれるかのような臨場感があり、迫力のある映画体験ができるものだった。
 
「ウエスタン」では、西部に鉄道が敷かれるシーンなどがあるが、エンニオ・モリコーネの音楽と大型映像で迫力満点だった。
 
さて、決闘のシーン。
子供の時に、父親を殺された”ハーモニカ男”(チャールズ・ブロンソン)が、父を殺した憎き仇(ヘンリー・フォンダ)を探して復讐する話だった。この数分間に及ぶ長い決闘シーンは、「椿三十郎」や「続・夕陽のガンマン」などと並んで記憶される名シーンだ。          
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セルジオ・レオーネ監督作品。黄昏の西部開拓時代を舞台に、当時の人間模様を活写した大作群像劇だ。原題を意訳すると「昔々、西部で・・・」。
 
レオーネの代表作であるのみならず、西部劇の金字塔として高く評価されている。
この作品から「夕陽のギャングたち」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」までを、それまでの「ドル箱三部作」に対して「ワンス・アポン・ア・タイム三部作」と呼ぶこともある。
 
この映画の前に「バルジ大作戦」(1965)で、アメリカ軍の軍人として共演しておりチャールズ・ブロンソンヘンリー・フォンダの再共演の映画でもあった。
 
 
「ウエスタン」は、スクリーンの大きさに度肝を抜かれるなど想い出深い映画の1本