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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★Playback: 台湾訪問記:(2013年8月)映画「千と千尋の神隠し」舞台(九份などを歩く)。

台湾記事(2013年):(ファン限定→再編集)
2013年8月30日までの1週間、台湾にいたが、8月25日(日)午後には、台湾の友人に案内されて、九份(きゅうふん:ジォウフェン)という台北から車で1時間ほどの観光地を訪問した。
 
山の中腹にあり、駐車場も混んでいたが、何とか駐車すると、古い街並み、土産物店が並ぶ細い通りをぶらぶら歩いた。日本から到着したばかりの仕事関連の人と、fpdの友人と、その友人の婚約者の女性と4人。
 
台湾の友人は10年来の友人で、夜の街を闊歩したりするには、心強い飲み仲間の一人だった。しかし、台湾の女性は、結婚したら自他ともに「奥さんが上」という絶対的な強さがあるようだ。独身時代のように、きままに夜遊びもできないような雰囲気になってきて、今後は出張しても、パブをハシゴするなどというのはできなくなるかもしれない。それはそれで、別に20年来の友人がいるので、問題はないのだが(笑)。
お茶屋に入ったら、いま引退ニュースで話題になっている宮崎駿監督の大ヒット作品「千と千尋の神隠し」に登場する「湯婆婆の屋敷」のモデルとなった茶室でお茶を飲むことができた。すでに日本の観光ガイドにも載っているようで、中国人観光客に交じって、日本人の観光客も多かった。
 
九份は、台湾北部の港町基隆(キーロン)の近郊、新北市瑞芳区に位置する山あいの町である。九份の街並みは日本統治時代の面影を色濃くとどめており、当時の酒家(料理店)などの建物が多数残されている。
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日本では、九份が2001年に公開された映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった町として紹介されたため一般の観光客への知名度が一躍高まったようだ。
 
映画「千と千尋の神隠し」の製作前に、宮崎駿は台湾の九份と阿妹茶酒館を訪れてスケッチを描いたといわれている。
 
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山の中腹から眺める海は、どこか幻想的だった。
夕暮れのサンセットは、映画のようだった。「サンライズ・サンセット、サンライズ・サンセット♪スイフトリー・フロー・ザ・イー(ァ)♪」は、fpdのベスト3ミュージカル映画の1本「屋根の上のバイオリン弾き」の歌詞だが。
 
 
九份にはホテル(中国語で飯店、旅社)がなく、宿泊施設は主に民宿。
現在、九份は世界の旅行ガイドブック(台北付近)にも多数紹介されており、今や台湾を代表する観光地のひとつとして定着しているようだ。前にも書いたが、中国人観光客がメインとなっていて、中国からの台湾への旅行ブームの訪問先の一つになっている。

 
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夏は「怪談」というが、「階段」が風情があった。休むための椅子があったが、使わなくなったような事務用イスでは、台無しのような気がした(笑)。環境に溶け込んではいたが。
 
 
九份といえば、知らなかったのだが、台湾の名作映画「非情城市」の舞台となったところ。トニー・レオン主演で、1989年の作品。その「非情城市」が上映された映画館が、閉館後も観光場所として残っていた。
 
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写真の左下が「非情城市」のポスター。映画館の記念碑には説明があった。日本人が「寅さん」映画を懐かしんで「柴又」を訪れるような感覚なのだろう。映画の舞台となった場所を巡って、世界を歩くというのもいいかもしれない。「ローマの休日」は、だいたい訪問したが。
 
紹介したい写真がまだあるが、ブログの写真容量が足りず、この辺で。きょう、引退を表明した宮崎駿監督の記者会見が予定されている。
ジプリ映画は世界でもファンが多いだけに、今後どうなるのか注目される。