台湾記事(2013年):(ファン限定→再編集)
山の中腹にあり、駐車場も混んでいたが、何とか駐車すると、古い街並み、土産物店が並ぶ細い通りをぶらぶら歩いた。日本から到着したばかりの仕事関連の人と、fpdの友人と、その友人の婚約者の女性と4人。
台湾の友人は10年来の友人で、夜の街を闊歩したりするには、心強い飲み仲間の一人だった。しかし、台湾の女性は、結婚したら自他ともに「奥さんが上」という絶対的な強さがあるようだ。独身時代のように、きままに夜遊びもできないような雰囲気になってきて、今後は出張しても、パブをハシゴするなどというのはできなくなるかもしれない。それはそれで、別に20年来の友人がいるので、問題はないのだが(笑)。
お茶屋に入ったら、いま引退ニュースで話題になっている宮崎駿監督の大ヒット作品「千と千尋の神隠し」に登場する「湯婆婆の屋敷」のモデルとなった茶室でお茶を飲むことができた。すでに日本の観光ガイドにも載っているようで、中国人観光客に交じって、日本人の観光客も多かった。
山の中腹から眺める海は、どこか幻想的だった。
夕暮れのサンセットは、映画のようだった。「サンライズ・サンセット、サンライズ・サンセット♪スイフトリー・フロー・ザ・イー(ァ)♪」は、fpdのベスト3ミュージカル映画の1本「屋根の上のバイオリン弾き」の歌詞だが。
九份にはホテル(中国語で飯店、旅社)がなく、宿泊施設は主に民宿。
現在、九份は世界の旅行ガイドブック(台北付近)にも多数紹介されており、今や台湾を代表する観光地のひとつとして定着しているようだ。前にも書いたが、中国人観光客がメインとなっていて、中国からの台湾への旅行ブームの訪問先の一つになっている。
夏は「怪談」というが、「階段」が風情があった。休むための椅子があったが、使わなくなったような事務用イスでは、台無しのような気がした(笑)。環境に溶け込んではいたが。
写真の左下が「非情城市」のポスター。映画館の記念碑には説明があった。日本人が「寅さん」映画を懐かしんで「柴又」を訪れるような感覚なのだろう。映画の舞台となった場所を巡って、世界を歩くというのもいいかもしれない。「ローマの休日」は、だいたい訪問したが。
紹介したい写真がまだあるが、ブログの写真容量が足りず、この辺で。きょう、引退を表明した宮崎駿監督の記者会見が予定されている。
ジプリ映画は世界でもファンが多いだけに、今後どうなるのか注目される。