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<span itemprop="headline">映画「ポンペイ」(2014)</span>



西暦79年の古代都市ポンペイヴェスヴィオ火山を題材にした「ポンペイ」(原題:
Pompeii, 2014)を見た。これまでに「ポンペイ最後の日」(1960)など何度も映画化されている

古代ローマ人の余暇地として栄えたポンペイは、現在のイタリア・ナポリ近郊。
そこでは奴隷などを戦わせる剣闘士(グラディエーター)の格闘が盛んだった。紀元(西暦)62年、ケルト騎馬民族の反乱が起こり、ケルト人の唯一の生き残りの子供マイロが17年後に成長して剣闘士になったところから物語が始まる。

ポンペイ」は「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン監督が奇抜な演出を控え、正統派のスペクタクル歴史ロマンを完成させた。ポンペイの歴史に名を借りた壮大なラブストーリーとも言える。

この映画では、クライマックスの火山の大噴火で人々が大混乱に陥るシーンに、全スケジュールの3分の2を費やし、作品完成まで6年を要したといわれる。

■簡単なストーリー:

ローマ人に一族を滅ぼされたケルト人騎馬族の生き残りで、奴隷となりグラディエーターとして成長したマイロは、ポンペイの有力者の娘カッシアと出会い、身分の差を乗り越え恋に落ちる。しかし、カッシアは、かつてマイロの家族を殺したローマの上院議員コルヴスに婚約を迫られていた。やがて自由の身になったマイロが街を離れようとした時、ヴェスヴィオ山が噴火。マイロは愛するカッシアを救うため、溶岩が迫りくる街へと舞い戻る。

・・・
紀元62年、ローマ帝国の支配に抵抗したケルト人はコルヴス率いるローマ軍に蹂躙され、少年マイロだけが生き残るが、彼は奴隷として売り飛ばされる。

十数年後の紀元79年、マイロ(キット・ハリントン)はロンディニウムで敵う者なしの剣闘士に成長していた。マイロの持ち主グラセウスは彼の実力に満足し、興行のために奴隷たちを引き連れてポンペイに向かう。



その途中、一行は裕福な商人の娘カッシア(エミリー・ブラウニング)の馬車と遭遇し、マイロは怪我をして苦しんでいる彼女の馬を殺し、苦しみから解放する。

カッシアは1年間ローマに滞在していたが、傲慢なローマ人たちに嫌気が差して故郷に戻ってきていた。
 
マイロはブドウ収穫祭のイベントである剣闘会に出場することになり、対戦相手にはポンペイ最強の剣闘士アティカスが選ばれた。アティカスもマイロと同じく被征服民族の出身で、マイロとの戦いに勝利した暁には自由の身を与えられることになっていた。

同じ頃、ローマの権力者で元老院議員のコルヴス(キーファー・サザーランド)がポンペイを訪れ、カッシアの父セヴェルス(ジャレッド・ハリス)と会談していた。セヴェルスはコルヴスを宴に招き、ポンペイ再建の資金を得るためにコルヴスに協力を求めたが、彼の目的はローマで出会ったカッシアを妻に迎えることだった。これは政略結婚だった。コルヴスの傲慢さを嫌うカッシアは彼の申し出を断る。




宴には貴婦人たちの夜の相手をするためにマイロたちも呼ばれていたが、ヴェスヴィオ火山が噴火して、カッシアの馬が暴れ出す。

マイロはカッシアに頼まれて馬をなだめ、恋に落ちていた二人は馬に乗り逃亡する。しかし、二人はコルヴスの追手に追い付かれ、マイロは殺されそうになる。

カッシアの懇願でマイロは助かるが、コルヴスは剣闘会でマイロを殺すようにグラセウスに命令するのだが・・・。







・・・
古代ローマ帝国時代の都市ポンペイの盛衰がダイナミックかつスペクタクルの映像で描かれる。足を頑丈な鎖でつながれながら相手を次々に斬り倒していくグラディエイター(剣闘士)のアクションを新鋭キット・ハリントンが熱演している

巨大なヴェスヴィオ火山の噴火でポンペイは埋没し、この時の犠牲者は2000人以上といわれるが、映画は、特殊効果(VFX)を駆使して大災害を再現している。
津波の怖さ、恐怖の悲劇をまざまざと見せつる。



主な出演者:
●マイロ:キット・ハリントン・・・ケルト人で5,6歳の頃、ローマに対するケルト騎馬民族の反乱で家族全てを失い、唯一奇跡的に助かり、ローマの奴隷となり、剣闘士として成長する。
●カッシア:エミリー・ブラウニング・・・裕福な商人の娘で、マイロに好意を抱くようになる。
●アウレリア :キャリー=アン・モス・・・ カッシアの母。
●アティカス:アドウェール・アキノエ=アグバエ・・・ 黒人で最も強い剣闘士として知られた。マイロと戦ったが、マイロに理解を示し、ともに戦うことになる。
アリアドネジェシカ・ルーカス・・・ カッシアの侍女
●セヴェルス: ジャレッド・ハリス・・・カッシアの父で裕福な商人。
●コルヴス:キーファー・サザーランド・・・ローマの権力者で元老議員。

                                                予告編

ポンペイを題材にした主な映画は以下のとおり。
■「ポンペイ最後の日(1926年、監督:カルミネ・ガローネアムレー
  ト・パレルミ
■「ポンペイ最後の日(1950年、監督:マルセル・レルビエパオロ・
  モッファ
■「ポンペイ最後の日(1959年、監督:マリオ・ボンナルド
■「マジック・ツリーハウス(2012年、監督:錦織博
■「ポンペイ(2014年、監督:ポール・W・S・アンダーソン
  
☆☆☆


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