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<span itemprop="headline">★訃報:女優・樹木希林、死去。 75歳。</span>



大相撲中継をテレビで見ていたら「樹木希林、死去」のテロップが流れ、衝撃が走った。まさにこの訃報はショックだった。

日本映画界の貴重な名女優であり演技派女優の重鎮ともいえる樹木希林が15日に都内の自宅で亡くなったことが16日、分かった。75歳だった。最期は家族に看取られながら息を引き取った。

5年前に全身のがんであることを明かしていたが、手術などはせず、ガンを笑いにも変えるほど元気だったが、先月13日には左大腿骨を骨折し入院中だったことも響いたのか言うまでもなく、夫はロックミュージシャン内田裕也(78)、長女内田也哉子(42)の夫は俳優本木雅弘(52)。

1961年文学座付属演劇研究所に入り「悠木千帆」名義で女優活動をスタート
当時は後年のイメージからは想像できないほど若者ファッションで街を闊歩していたという。1964年森繁久彌主演のテレビドラマ七人の孫にレギュラー出演し、一躍人気を獲得
 
その後、ドラマでは寺内貫太郎一家」「時間ですよ」、映画では是枝裕和監督作品の常連で「歩いても歩いても海よりもまだ深く」「万引き家族」などに出演。歯に衣(きぬ)着せぬ発言でも人気だった。


                      映画「万引き家族

ドラマムー」「ムー一族で共演した郷ひろみとのデュエットで「お化けのロック」「林檎殺人事件があり、とりわけ奇抜な服装とサングラスなどでコミカルに歌い踊る「林檎殺人事件」が印象に残る。
 
CMでは「富士フィルム」のCMなどがインパクトがあった。「美しい人はより美しく」と岸本加世子が言うと、樹木希林が「そうでない人は?」と問いかける。すると「そうでない人はそれなりに」というのが受けた。「それなりに、ね」ととぼける樹木希林だった。
 
10月13日公開の「日日是好日」が遺作となってしまった。この作品は、エッセイスト・森下典子による自伝エッセイ日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ-」が原作
 

             日日是好日」で共演の黒木華とスナップショット。

惜しい女優をなくしてしまい、日本映画界の大きな損失となってしまった。

2年前の「宝島社」の広告で「死ぬときぐらい好きにさせてよ」というのがあった。



死に対する恐怖などはなく、樹木希林の死生観を示しているようだ。

8月の末に、病室で一時危篤状態なったと義理の息子の本木雅弘さんが説明し、樹木希林が自筆で書いた絵とメモが紹介されていた。


 
ユーモアも交えて「しぶとい 婆婆 です」と書いていたのが、いかにも樹木希林
最後まで、樹木希林として限界まで生き抜いたような気がする。

ご冥福を祈ります。


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