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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「カメラを止めるな!」(2017)ミニシアター2館から全国公開へ拡大中。</span>



話題の映画「カメラを止めるな!」(2017)をようやく見た。イオンシネマ大宮にて。
K's Cinemaなどミニシアター2館の上映から口コミで面白さが広がり、現在では全国規模での上映となっている。

製作費はわずか300万円といい、8月の上旬現在で、今年の興行ランキングのトップ10にランクインしているというから、”お化け”映画になったと言える。現在、興行収入12億5700万円を突破。独立系では破格の超特大ヒットだ。
(追加:その後30億円超となった。)

見れば納得。
ストーリーやネタバレは、”厳禁”ということで、知りたい人はネット記事にまかせるとして、映画ファンを喜ばせる”ツボ”が詰まった映画と言えるかもしれない。

こんな映画が見たいという映画を見せてくれる。
ほとんど全てが無名俳優の出演で、先入観なしで白紙で見られるのがいい。

・・・

主演女優は、秋山ゆずきという女優。
素人ぽさがあるかなと思ったらどうしてどうして、見ているうちに、だんだんと演技に拍車がかかっていき、ひょっとしたら日本アカデミー賞にノミネートがあるかも。

特別美人というわけではないが、手持ちカメラが常に追いかけるので、後ろ姿で、階段を登るところなど、意識的にと思われるが、ホットパンツのお尻のアップが多い(笑)。イタリア映画「にがい米」のシルバーナ・マンガーノのダイナマイトバディには及ばないが、なかなか魅力的。



■以下、ややネタバレ注意報1:映画製作の裏側(撮影現場や制作・進行・モニターチェックなど)を見せてくれるのが面白い。映画の中の映画(劇中劇)というスタイル。どこまでが本当で、どこがウソかわからないところもあるが、撮影はギリギリのところで行われたようなドタバタ劇が、コメディタッチで描かれ引き込まれる。







■2:登場する人物が、それぞれ、なにかしら問題を抱えてたり、性格・嗜好に特徴(アル中、飲み物のアレルギー&こだわり・・・)があって、それらがストーリーに上手く混じり合っている。

■3:最初に完成シーンを見せられるが、後からそこまでのいきさつが説明され、その陰には”涙ぐましい”映画クルーの奮闘ぶりがあった。そのあたりは、上手くつながるのかと、ひやひやさせられ通しだった♪ 

もう一度「面白い!」と強調。
低予算映画でも、アイデアで面白い映画ができる典型。


               「よろしくで~す」が口癖だった秋山ゆずき

日本全国を熱狂の渦に包み込んでいる、上田慎一郎監督作「カメラを止めるな!」。8月26日時点で累計興行収入12億5700万円、同31日時点で観客動員100万人を突破し、“感染”の勢いは増す一方。そんななか、劇中で「よろしくで~す」が口癖のアイドル・松本逢花を演じた秋山ゆずきの今後に期待がかかる。まさに「よろしくで~す」か。

■映画は、2017年製作、公開。監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品。2017年11月に先行公開。その後、国内及び海外の映画賞を数々受賞。2018年6月に日本国内で凱旋上映。監督・上田慎一郎にとっては初の劇場長編作品。

■ぴくちゃあさんの一言:「これを見ずして、2018年の映画は語れない。」



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