まだ世の中にビデオテープ(VHS)や、円盤(ディスク)や配信(動画配信)がなかった頃の映画といえば、家で見る外国映画は、テレビの洋画劇場だけだった。
月曜日から日曜日まで、ほぼ毎日「洋画劇場」の放送枠があった。
大体夜9時からの放送だった。映画が始まる前にはワクワクしながら放送を待った。
■「ゴールデン洋画劇場」。
「ゴールデン洋画劇場」は、フジテレビ系列で放映されていた映画の単発特別番組枠だった。1973年から25年間高島忠夫が解説者としてコメントを担当。高島がうつ病の療養のために一時降板し、ホンジャマカ・恵俊彰が高島の復帰までを担当。1997年に高島が復帰したが、2001年にうつ病が再発し、番組は「ゴールデンシアター」へとリニューアルを迎えるため終了した。
「ゴールデン洋画劇場」
■「日曜洋画劇場」
テレビ朝日系列で、毎週日曜日の21時から放送されている映画番組。開始当初は「土曜洋画劇場」というタイトルで放送されていたが、1967年4月9日より日曜日へと移動。テレビ番組「ララミー牧場」の解説者だった映画評論家の淀川長治が担当。最後の「さよなら、さよなら、さよなら。」が印象的だった。「まぁ、怖いですね。怖いですね」(笑)など、わかりやすく噛み砕いた解説が人気だった。
「日曜洋画劇場」テーマ曲
■金曜ロードショー オープニング(旧)
金曜ロードショーは日本テレビ系列で、毎週金曜21:00 – 22:54に放送されていた。当初は、金曜ではなく水曜放送枠の「水曜ロードショー」としてスタート。レギュラー解説者として映画評論家の水野晴郎が毎回登場し、コメンテイターとなっていた。締めくくりの「いやぁ、映画って本当にいいもんですね。」という言葉は有名。ちなみにコメンテイター水野晴郎は政治活動へ向け、一時降板したが1985年に復帰した。
金曜ロードショーは日本テレビ系列で、毎週金曜21:00 – 22:54に放送されていた。当初は、金曜ではなく水曜放送枠の「水曜ロードショー」としてスタート。レギュラー解説者として映画評論家の水野晴郎が毎回登場し、コメンテイターとなっていた。締めくくりの「いやぁ、映画って本当にいいもんですね。」という言葉は有名。ちなみにコメンテイター水野晴郎は政治活動へ向け、一時降板したが1985年に復帰した。
「金曜ロードショー」テーマ曲(Friday Night Fantasy)
「水曜ロードショー」テーマ曲
■「月曜ロードショー」
「月曜ロードショー」テーマ曲
「土曜映画劇場」というのがあり、淀川長治の弟子として、華々しく映画解説者としてデビューしたのが増田貴光だった。30歳前後だっただろう。
キザだが、かっこよかった。映画が終わると、テレビの画面に向かって「それではまた来週、”あなたと”お会いしましょう」とカメラに向かって指をさすのだった。数年間は活躍したが、その後、姿を消したかと思ったら、なんと変装しての奇行(ハレンチ行為)で警察沙汰になり話題となった。今は昔、である。
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