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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★ハリウッド女優・キャメロン・ディアスの引退が意味するもの。

以前「ハリウッド女優の40歳の壁」という記事を書いたことがある。
 
メリル・ストリープがインタビューで語っていたことや、ハリウッド女優20ー30人にインタビュー形式で映画化した「デブラ・ウィンガーを探して」を例にして記事にしたものだった。
 

さて本題。
キャメロン・ディアスが友人の女優が「キャメロンは事実上引退」という発言をキャメロンが正式に認めた、というニュースが2-3日前に報道であった。「えっ?」と思った。
 
ハリウッドにはやはり「40歳の壁」があるのか?
最後に映画出演したのは「ANNIE/アニー」(2014)で42歳の時。
 
キャメロン・ディアスは、映画「クリスティーナの好きなコト」で共演したクリスティナ・アップルゲイトとセルマ・ブレアの2人とともに米「エンターテインメント・ウィークリー」誌のインタビューを受けた際に、引退を認めたとされる。

3人が2002年の同映画以来会っていないという話が話題に上ると、キャメロン・ディアスは「多分会うべきなのよね、だって、私は本当に何も(映画の仕事を)していないのよ」と発言。

これに対しクリスティナは「私も何もしてないのよ!引退しているようなものだわ、もう何年も仕事をしていないのだから」と返答。

そして、この時キャメロンは「私も引退しているようなものだわ。いや、実際は引退しているの。だから、3人で会いたいわね」と発言したのだ。

ところで、クリスティナの引退しているようなものだという発言は事実ではない。クリスティナは過去2年間に数々の作品に出演している。しかし、キャメロンは、2014年の「ANNIE/アニー」から映画にまったく出演していない。

キャメロン・ディアスは2015年にロック歌手のベンジー・マデンと結婚。
女優としての仕事はやり終えて、家庭優先に進路を取ったのか、あるいは、事実上引退の状態だけで、将来女優に復帰するのか、わからない。
 
・・・
俳優・女優の場合は、特別に引退宣言をしなくても、”定年制”があるわけでもなく、映画などにでなくなれば自然に引退となる。
 
キャメロン・ディアスは1972年8月30日生まれ(45歳)。
1994年に21歳で「マスク」でデビュー。1998年の「メリーに首ったけ」は1億ドル(100億円)の大ヒット。ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)主演女優賞にノミネートされた。その後2000年には「チャーリーズ・エンジェル」2001年に「バニラ・スカイ」2002年「マイノリティ・レポート」などでトム・クルーズと共演。2005年「イン・ハー・シューズ」2006年「ホリディ」などでハリウッドのトップ女優の一人だった。
 
同様の例では、メグ・ライアン(1961年生まれ、56歳)も、約10年前の2009年の「メグ・ライアン 男と女の取扱説明書」以来映画の出演がない。
 
女優は男優と比べて、役柄も少なくなっていくと言われる。
そんな中でも、たとえばヘレン・ミレンなどは72歳だが「くるみ割り人形とねずみの王様」の映画版など新作が何本も控えているという。
 
メリル・ストリープ(68歳)などは別格中の別格の大女優。
シャーロット・ランプリング(72歳)も「レッド・スパロー」(2018)に出演している。ダイアン・キートン(72歳)も2年前に映画出演するなど、現役だ。
 
ジュディ・デンチ(83歳)は、昨年「オリエント急行殺人事件」に出演するなど、最高齢に近い女優の一人で活躍中。今月84歳になるシャーリー・マクレーンは、2014年に「トレヴィの泉で二度目の恋を」に出演。新作が待たれる。