今回のオリンピックで、待望の「金」第一号は、やはりこの男=羽生だった。連覇はなんと66年ぶりの快挙。
最終演技者の宇野が2位に入り、金メダルが確定すると、採点を待っていた羽生の目から涙がこぼれ落ちた。昨年の怪我のため2ヶ月間氷上に乗れなかったことを思い出したのか万感迫るものが・・・。
「メンタルは強くはない」という羽生だが、オリンピックの直前まで「羽生は大丈夫か?」という空気があったが、弱音を吐くことなく”強い精神力”であることを証明した。五輪史上の伝説となった。
男・女別 |
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金 | 銀 | 銅 | ||
2018 | 平昌 | 羽生結弦 | 宇野昌磨 | |
2014 | ソチ | 羽生結弦 | ||
2010 | バンクーバー | 浅田真央 | 高橋大輔 | |
2006 | トリノ | 荒川静香 | ||
2002 | ソルトレイク | |||
1998 | 長野 | |||
1994 | リルハンメル | |||
1992 | アルベールビル | 伊藤みどり | ||
1988 | カルガリー | |||
1984 | サラエボ | |||
1980 | レイクブラシッド | |||
1976 | インスブルック | |||
1972 | 札幌 |
オリンピックのフィギュアスケート・シングルでのメダル受賞は、1992年の女子部門の伊藤みどり(銀)から始まった。しかし、その後の3大会(リルハンメル、長野、ソルトレイク)とメダルから遠ざかってしまった。
そして、2006年、あの”イナバウアー”を生み出した荒川静香の金メダルとなり、日本中が興奮したのだった。その次のバンクーバー大会では、浅田真央が登場し、銀メダルを獲得。男子も高橋大輔が銅メダルと2人がメダルを獲得。
今回の平昌では、羽生の怪我というアクシデントがあり、絶対王者もダメか?と思われたが、「2ヶ月間、スケートができなかったことで、そこから生まれたものもあった」とポジティブに語る羽生が、自信をみなぎらせて望んだオリンピック。
これで、今回のオリンピックのメダルの合計は、現時点で9個(金1・銀5・銅3)となり、長野の10個を追い越すことがほぼ確実となった。何しろ、絶対確実の小平に向かって「金」の方が小平に走って向かっているといってもいいくらいだからだ♪
日本勢は、9個以上を目標にしていただけに、これで目標はクリアした。
あとはどこまで、上乗せできるか。あと金が2個くらいはあるのではないか。
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