「ザ・サークル」(原題:The Circle, 2017)を見た。朝一番(9:00)、MOVIXさいたまにて。原題のThe Circleというのは、個人のメールやSNSでの活動、支払い履歴などの全データを蓄積する巨大インターネット企業「サークル」社のこと。言ってみれば、Googleのような会社。熱意ある社員は、サークラーと呼ばれ、様々な恩恵を受けながらのびのびと自身の研究・開発に取り組んでいた。
故郷での退屈な仕事を辞め、ここで働くことになった24歳のメイ・ホランド(エマ・ワトソン)は、才気あふれる同僚たちに囲まれて幸せな会社生活を送りはじめる・・・はずだった。
中国などでも話題になった、ありとあらゆる場所に張り巡らされた監視カメラだが、サークル社の開発した小型カメラは気づかれずに配置でき、プライバシーのすべてが可視化され、一気に全世界に広がってしまうという危機を描くハイテク・スリラー。
故郷での退屈な仕事を辞め、ここで働くことになった24歳のメイ・ホランド(エマ・ワトソン)は、才気あふれる同僚たちに囲まれて幸せな会社生活を送りはじめる・・・はずだった。
中国などでも話題になった、ありとあらゆる場所に張り巡らされた監視カメラだが、サークル社の開発した小型カメラは気づかれずに配置でき、プライバシーのすべてが可視化され、一気に全世界に広がってしまうという危機を描くハイテク・スリラー。
個人情報がすべて集中してビッグデータとして、ある1社に集まり、そのデータで、選挙などの投票行動など、どのようにも利用できてしまう怖さなども描いている。
しかし、行き過ぎた個人情報の管理は自分の首をも締める結果になるというオチが最後にある。近未来のネット社会の姿と恐怖を描いている。
・・・
そんなとき、親友のアニー・アレイトン(カレン・ギラン)から電話を受け、大IT企業のサークルの面接試験を受けられるよう取り計らってくれたことを知る。
社員全員が一同に集う社内ミーティングでCEOのイーモン(トム・ハンクス)は超小型カメラ「シーチェンジ」を発表する。高性能のカメラは世界どこにでも設置が可能で、サテライトを使って映像情報を受け取ることができるのだ。
その後、アニーは仕事があると消え、メイは他の社員と交流せず、スマホをいじっている黒人男性に興味を惹かれ、声をかける。
彼はメイが新入社員かを聞き、持ち込んだワインのボトルを出して秘密だと言って飲み、別れ際にメイにワインを譲って立ち去った。
後日、メイはまたその男性に会うことになる。
彼の名前はタイ・ラフィータといい、彼はメイを建物の地下に誘う。
彼の名前はタイ・ラフィータといい、彼はメイを建物の地下に誘う。
そこには世界中から集められたデータが蓄積されていると言うのだった。
しかし地下に着いたタイはメイに会社の方針についての考えをぶつける。
すると、彼は会社で今一番人気のある技術、トゥルーユーを開発した人物であり、今現在、自分が意図した使われ方をしており、会社がどの方向に向かっているのかに不審を抱いていたのだった。
・・・
ネット社会の未来やその怖さとパワーを描いた映画としては、インターネットの黎明期のネット社会を描いた「ザ・インターネット」(1995)があり、Facebookの誕生の裏側を描いた「ソーシャル・ネットワーク」(2010)などがあった。
「ザ・サークル」はさらに発展して、検索・探索のターゲットを短い時間で探し当てるという性能を持つ。例えば、逃亡中の犯罪者も、張り巡らされた監視の目によって「20分以内」でリアルな映像で探し出すことができる。
便利なように思えて、実はプライバシーの侵害や、思わぬプライバシーの拡散などの危険性をはらんでいると警鐘を鳴らしているようだ。
●メイ・ホーランド: エマ・ワトソン
親友のアニーの手助けで、IT企業のサークルに就職することのできた女性。
●イーモン・ベイリー: トム・ハンクス
IT企業サークルのCEO。
●タイ・ラフィータ: ジョン・ボヤーガ
IT企業サークルのエンジニア。
●アニー・アレイトン: カレン・ギラン
メイの親友。IT企業サークルで働く
●マーサー: エラー・コルトレーン
メイの幼馴染。メアに好意を持つ。
親友のアニーの手助けで、IT企業のサークルに就職することのできた女性。
●イーモン・ベイリー: トム・ハンクス
IT企業サークルのCEO。
●タイ・ラフィータ: ジョン・ボヤーガ
IT企業サークルのエンジニア。
●アニー・アレイトン: カレン・ギラン
メイの親友。IT企業サークルで働く
●マーサー: エラー・コルトレーン
メイの幼馴染。メアに好意を持つ。
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