fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ザ・ゲスト」(2014)</span>



ザ・ゲスト」(原題:The Guest2014)は、予想外のラストシーンが話題になった「サプライズ」の監督アダム・ウィンガードが、再びサイモン・バレット脚本で挑んだアクションスリラー。

映画の最後の10秒で「あっ」と言わせるのは「サイコ」並み!(笑)。 
予備知識も持たず、あまり期待はしていなかったので、面白さが倍増した。
批評家の評価を見たら意外と高いことがわかった。
 
・・・
(こんな話)イラク戦争で長男ケイレブを亡くしたピーターソン一家。
ハロウィン間近のある日、突然チャイムが鳴る。



男はデイヴィッドと名乗り、ケイレブの戦友で、彼の最後の言葉を伝えにきたと話す。思わぬ訪問だったがピーターソン一家はデイヴィッドを息子のように快く家に招き入れた。

彼は失意の母親をなぐさめ、父親の仕事を手助けし、同級生からのいじめを受けている弟ルークには身を守る術を教える。謙虚で律儀、礼儀正しく容姿端麗なデイヴィッドは瞬く間に大切な“ゲスト=客”として一家に溶け込んでいったが、実は・・・
 
・・・
この映画、兵役帰りの主人公の登場から中盤までは、思いやりがあり、性格も穏やかな人物として描かれるが、後半はガラリと変わり、これが同じ人物かと思うほどにその本性を現していく。ネタバレになるが「悪の教典」で伊藤英明が演じたサイコパス反社会性人格障害教員・蓮見を彷彿とさせる(笑)。ただその背後には驚くべきある秘密が隠されていた。
 
・・・
長男ケイレブを戦争で失ったピーターソン一家に、ケイレブと同じ部隊で友人でもあったという青年デイビッドダン・スティーヴンスが訪ねてくる。



除隊したというデイビッドは、死んだケイレブから家族への伝言を頼まれたと言う。「ケイレブは、家族一人ひとりをみな愛していたと伝えて欲しい」と最後に語っていたというのだ。
 
ケイレブと一緒に写っている写真を見た母ローラシーラ・ケリーはデイヴィッドを信用し、ケイレブの部屋に滞在するよう勧める。



帰宅した父スペンサーリーランド・オーサーは、突然の訪問者・デイヴィッドを危険視して猛反対するが、すぐに打ち解け信用してしまう自分が酒を飲むたびに、一緒に飲もうと話しかけるほどだ。
 
次男のルークブレンダン・マイヤーは学校でいじめられていたが、デイヴィッドに助けらる。長女アナマイカ・モンローは、両親に頼まれてデイヴィッドをパーティーに連れ出す。

絡まれていたアナの親友クリステンタバサ・ショーンを助け、恋人ジーチェース・ウイリアムソンと喧嘩をしてしまったアナを慰めたデイヴィッドは、一家全員から信頼されるようになる
 
しかしアナは偶然、電話でなにか不穏な内容を話しているデイヴィッドを見かけ、不信感を募らせるようになる・・・。デイヴィッドの携帯の履歴をカメラに収め、電話をすると、予想もしなかった事実を知ることになる。
 
・・・


主演のダン・スティーヴンスという俳優は、最新作「美女と野獣」で野獣を演じている人物。「誘拐の掟」「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」にも出演。30代半ばだが、アクション、身のこなし、銃の扱いなどは、ジェイソン・ステーサムを彷彿とさせる。



前半は、静かに進行し、後半は、激しい銃撃戦などが繰り広げられる。



残酷なバイオレンスシーンもある。予想不可能な展開で見所があり、最後に
21歳の娘アンの驚きのセリフ、”What a  F~!”(うそ、まさか)で映画は「ジ・エンド」。B級サスペンス・スリラーの”快作”といったところか。

主な出演:
デヴィッド:ダン・スティーブンス ・・・訪問者(ゲスト)。正体が徐々にあきらかに。
アナ・ピーターソン:マイカ・モンロー・・・ダイナーでアルバイト。長女で21才。
ルーク・ピーターソン:ブレンダン・マイヤー・・・アナの弟。学校でいじめに遭っている。
ローラ・ピーターソン:シーラ・ケリー・・・アナ、ルークの母。息子ケイレブの死で悲嘆に暮れている。
スペンサー・ピーターソン:リーランド・オーサー・・・うだつの上がらないサラリーマンの父。
上映時間: 100分
公開: 2014年














予告編

☆☆☆


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。