映画の最後の10秒で「あっ」と言わせるのは「サイコ」並み!(笑)。
予備知識も持たず、あまり期待はしていなかったので、面白さが倍増した。
批評家の評価を見たら意外と高いことがわかった。
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(こんな話)イラク戦争で長男ケイレブを亡くしたピーターソン一家。
ハロウィン間近のある日、突然チャイムが鳴る。
男はデイヴィッドと名乗り、ケイレブの戦友で、彼の最後の言葉を伝えにきたと話す。思わぬ訪問だったがピーターソン一家はデイヴィッドを息子のように快く家に招き入れた。
彼は失意の母親をなぐさめ、父親の仕事を手助けし、同級生からのいじめを受けている弟ルークには身を守る術を教える。謙虚で律儀、礼儀正しく容姿端麗なデイヴィッドは瞬く間に大切な“ゲスト=客”として一家に溶け込んでいったが、実は・・・。
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この映画、兵役帰りの主人公の登場から中盤までは、思いやりがあり、性格も穏やかな人物として描かれるが、後半はガラリと変わり、これが同じ人物かと思うほどにその本性を現していく。ネタバレになるが「悪の教典」で伊藤英明が演じたサイコパス(反社会性人格障害)の教員・蓮見を彷彿とさせる(笑)。ただその背後には驚くべきある秘密が隠されていた。
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除隊したというデイビッドは、死んだケイレブから家族への伝言を頼まれたと言う。「ケイレブは、家族一人ひとりをみな愛していたと伝えて欲しい」と最後に語っていたというのだ。
ケイレブと一緒に写っている写真を見た母ローラ(シーラ・ケリー)はデイヴィッドを信用し、ケイレブの部屋に滞在するよう勧める。
しかしアナは偶然、電話でなにか不穏な内容を話しているデイヴィッドを見かけ、不信感を募らせるようになる・・・。デイヴィッドの携帯の履歴をカメラに収め、電話をすると、予想もしなかった事実を知ることになる。
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主演のダン・スティーヴンスという俳優は、最新作「美女と野獣」で野獣を演じている人物。「誘拐の掟」「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」にも出演。30代半ばだが、アクション、身のこなし、銃の扱いなどは、ジェイソン・ステーサムを彷彿とさせる。
前半は、静かに進行し、後半は、激しい銃撃戦などが繰り広げられる。
21歳の娘アンの驚きのセリフ、”What a F~!”(うそ、まさか)で映画は「ジ・エンド」。B級サスペンス・スリラーの”快作”といったところか。
主な出演:
デヴィッド:ダン・スティーブンス ・・・訪問者(ゲスト)。正体が徐々にあきらかに。
アナ・ピーターソン:マイカ・モンロー・・・ダイナーでアルバイト。長女で21才。
ルーク・ピーターソン:ブレンダン・マイヤー・・・アナの弟。学校でいじめに遭っている。
ローラ・ピーターソン:シーラ・ケリー・・・アナ、ルークの母。息子ケイレブの死で悲嘆に暮れている。
スペンサー・ピーターソン:リーランド・オーサー・・・うだつの上がらないサラリーマンの父。
監督:アダム・ウィンガード
上映時間: 100分
公開: 2014年
予告編
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