「モテキ」の大根仁監督の最新作のタイトルは「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」(2017)だ。タイトルに内容を詰め込み過ぎではないか(笑)。ミュージシャンの奥田民生になりたいと思う男が、小悪魔的な女に振り回せる話だろうと想像できてしまう。
予告編
邦画で長いタイトルといえば、2011年の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」もあった。「もしドラ」と略された。
1940年代~50年代は、洋画などは漢字2文字が多かった。
その後、「評決」「理由」などもあった。シンプルでも分かりやすい。
邦画でも、山田洋次監督などは「家族」「故郷」「学校」などがあった。
最近でも「告白」「悪人」「凶悪」「贖罪」など、2文字は健在だ。
1文字のタイトルもあるが、どこか味気ない。「鳥」「山」「橋」「河」「M」、それに「Z」。
長いタイトルの話だった。
おそらく2番目に長いと思われるのがウディ・アレンの「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」(48字)。ピーター・セラーズが3役を演じた「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(40字)も真っ青だ。
「マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺」(55字)。
略して「マラー/サド」だった。
何度か記事にしているが、夕刊の映画上映案内で、字数が相当オーバーするので、簡略化したもの。
10年くらい前に、Googleで検索したら、トップに、fpdの記事が来ていて、ほとんど情報がなかった時期もあった。今検索すると、いろいろ出ているようだが(笑)。
こんな横綱級の長いタイトルをみると、「生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」は、前頭三枚目くらいに見えてしまう。
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